懐かしい道…


結衣のいた病院…


救急外来入口…


病院に到着。感傷MAX。


かつてクリスマスに結衣の枕元に飾ったアンパンマンのタペストリー、病院のどこかに飾ってもらえれば…と思い(もうひとつの今日の大きな目的)、まずは病棟に足を運ぶ事に。

エレベーターに乗り込むと偶然入ってきたのは消化器で担当して下さった先生。
「あ…以前、娘が先生にお世話になりました。その節はありがとうございました。今日、慰霊式に参列させて頂きに参りました。」

「あの…?」と、先生若干戸惑い顔。

そうよね。いちいち患者の名前も家族の顔も覚えてないわよね。でも念のため。「〇〇結衣の家族です。」

「ああ、そうですか。それはそれは。ところで…慰霊式は昨日でしたが…。」

へ?…はい?

「慰霊式…ですよね?えっと…病院の…ですよね?昨日の4時から…やりましたけど?」

何ですと??????????


とりあえず、挨拶を交わしいそいそとエレベーターを降り“お便り”を確認。


『日時 11月2日(水)』



わはははは……はぁ長音記号2しょぼん



間違えちゃいました。


悪いのは私です。



お便りが届いた夜通知を見て夫が「仕事休めるかなぁ。」と言った時、なんかカレンダーの3の赤い数字に目が奪われ、「だって祭日じゃん」と言ったの…私。そこから夫も慰霊式=祭日というインプットがされた模様。

とりあえず、病棟の前で脱力する我ら。

でもさ、ここまで来たら、せめてアンパンマン渡して帰りたいよね。勇気を出してインターホンをピンポ~ン。

かつてお世話になったスタッフさんを呼んでもらい、無事に渡してきました。めいっぱい失笑されながらね。

そしてナムナムできなかったミクにもめいっぱいむくれられました。結局義妹夫婦の結婚式に着ていったフォーマル衣装にパールネックレスを2本も飾り、コーディネートの限りをつくして気合いを入れてきたんだもんね(慰霊式なのに)。

もう~


結衣、夫、ミク、ベビちゃん、お義母さん(お義母さんのぶんも手を合わせてきてね、と頼まれていた)、みんなみんな ごめんなさい~しょぼんあせる

私もかなり気合い入ってたのにぃあせる

自分の馬鹿さ加減に呆れて豆腐の角に頭をぶつけたまま穴があったら入りたい…。