私の出生の秘密








それは42年前の夏の暑い日。母は生まれ来る赤児の為にミシンを踏み、オムツを作っていました。
ん?股に違和感が…。
「おかあさん!ちょっと(お股を)見てみて」
「あらあら、赤ちゃんの頭が見えてるよ!」
※え~、後に「陣痛は!?」「おしるしは!?」と母を問い正したのですが、「そんなものは一切無かった。お母さんは産む苦しみを知らないの。3人(姉妹全員)ともね」と言い張っていました(-_-;)。
「急いで〇〇さん(父ちゃん)に連絡しなきゃ。お産婆さん呼ばなきゃ!お湯を沸かさなきゃ!」なんて言ってバタバタ。
で、5分もしないうちに生まれちゃったらしいです。私。
「臍の緒、切んなきゃね」
何で切る?うーん…
☆*☆ さっきまでお裁縫をしてたじゃん♪
…ということで裁ちバサミ(多分煮沸消毒はしてくれたと思う。そして多分…何かで結さつもしてくれたんだと思います…多分)でチョキン
このドタバタ劇の中、寝ていた幼きデビ拓姉は無理矢理叩き起こされ「おかあさんにおめでとうって言いなさい」と言われ、寝惚けた頭でとりあえずおめでとうだけ言って再入眠したらしい。
で、時既に遅く駆け付けた父、赤児がオナゴだと聞くやいなや「また女か!?腹に戻しちまえ!」と言ったとか
。
お産婆さんはやる事がなくて「まぁ、犬のお産より軽いお産ね!」と呆れたとか呆れなかったとか
。
朝になり、デビ拓姉が目覚めると「座布団」の上に赤子がうごめいている!あーびっくり。
以上、私の出生の秘密
です。
いくら昔とはいえ、この力の抜けた感じ…。いいのか!?姉達はね、病院で生まれたわけですよ。幼ごころに「お前はあのタンスのところで生まれたの」っていうフレーズが、悲しかった~。
まぁ、それでも大人になって母となった今、命を与えてくれた家族、無事に生んでくれた母には何だかんだ言って感謝ですよね。









それは42年前の夏の暑い日。母は生まれ来る赤児の為にミシンを踏み、オムツを作っていました。
ん?股に違和感が…。
「おかあさん!ちょっと(お股を)見てみて」
「あらあら、赤ちゃんの頭が見えてるよ!」
※え~、後に「陣痛は!?」「おしるしは!?」と母を問い正したのですが、「そんなものは一切無かった。お母さんは産む苦しみを知らないの。3人(姉妹全員)ともね」と言い張っていました(-_-;)。
「急いで〇〇さん(父ちゃん)に連絡しなきゃ。お産婆さん呼ばなきゃ!お湯を沸かさなきゃ!」なんて言ってバタバタ。
で、5分もしないうちに生まれちゃったらしいです。私。
「臍の緒、切んなきゃね」
何で切る?うーん…
☆*☆ さっきまでお裁縫をしてたじゃん♪
…ということで裁ちバサミ(多分煮沸消毒はしてくれたと思う。そして多分…何かで結さつもしてくれたんだと思います…多分)でチョキン

このドタバタ劇の中、寝ていた幼きデビ拓姉は無理矢理叩き起こされ「おかあさんにおめでとうって言いなさい」と言われ、寝惚けた頭でとりあえずおめでとうだけ言って再入眠したらしい。
で、時既に遅く駆け付けた父、赤児がオナゴだと聞くやいなや「また女か!?腹に戻しちまえ!」と言ったとか

お産婆さんはやる事がなくて「まぁ、犬のお産より軽いお産ね!」と呆れたとか呆れなかったとか

朝になり、デビ拓姉が目覚めると「座布団」の上に赤子がうごめいている!あーびっくり。
以上、私の出生の秘密

いくら昔とはいえ、この力の抜けた感じ…。いいのか!?姉達はね、病院で生まれたわけですよ。幼ごころに「お前はあのタンスのところで生まれたの」っていうフレーズが、悲しかった~。
まぁ、それでも大人になって母となった今、命を与えてくれた家族、無事に生んでくれた母には何だかんだ言って感謝ですよね。