そろそろGWなんて話題も出て来る頃ですよね。

結衣の長い長い入院生活の始まりは去年の5月6日。GWの明けるのを待ってのことでした。


この長い入院までも結衣はさかんに入退院を繰り返していました。そして、絶妙なタイミングで都度退院。義妹の結婚式やお母さんの四十九日には登場。親戚の皆さんに「ご披露」できたのでした。

GW明けの入院は胃ろう造設の為。

本来は4月下旬にやってしまおうって話だったのですが、少し前慌てて受けてしまったたBCGの予防接種のせいで手術が先送りになっちゃったんですよね。

あの時は注入に明け暮れる毎日が辛くて、苦しくて『早く入院させたい』の一心だったな。胃ろうさえ造ってもらえたら全て解決するような期待で一杯だったな。

『胃ろうにしてもらって仕切り直し!胃ろうさえ…胃ろうさえ…』って。

そして3週間で帰して貰えるって信じて疑っていなかったあの頃…。


考えてもどうしようもない事だけど今だに…いや、今だから考えてしまうことがあります


あの時、BCGを受けていなかったら時の流れは変わっていただろうか…

あの時、挿管を上手にやってもらえていたら展開は変わっていただろうか…

あの時、胃ろうを切望しなければ結衣は今もいただろうか…。

ほんとに考えても仕方ないことだし、その時その時結衣に関わる人々がベストを尽くして下さったことには違いないのだけど、たまぁ…にそんなことを思ってしまいます。

特に5月6日が近づいてくると、どうやらそんな「あの時~してたら」の気持ちは強くなるようです。

命日、桜の咲く季節、誕生日、入院した日…なんだかアニバーサリーが沢山です。

またGWがやってくるという事は結衣とこの家で最後に過ごした日(亡くなってからのは別として) からもう一年が過ぎようとしているってことなんですね。



早いなぁ…。