その後、熱は39゚Cまで上がり、CRPも16近くに。前回の手術の頃から、肺炎の兆候はあったもののそれに対しては抗生剤を使ってきたので今更それによって熱が出るのは考えにくい、他に何か原因があるんじゃないかと色々調べてもらった結果、「酵母様真菌」が血液から検出。「カンジダ」が血液に入り込んで炎症反応おこしている状態=菌血症という診断がつきました。この真菌、人工物に付着しやすくユイの場合、シャントが入っているのでその中に繁殖してしまっているかもしれないとのこと。この治療には4~6週間かかり、治療が済むまでしばらく手術はお預けに。でも、もしあの日朝一番目の手術だったらこの菌血症に気付かず手術をしてしまったかもしれず、最悪の事態になっていたかもしれません。お腹の中にいる時から今に至るまで、ことごとくハプニング続きでちっとも予定どうりにいかないユイですがよく考えるとこんな風に結果オーライになることが多く、なんだかユイの強運というか生命力というかそんなものを感じてしまいます。