心拍数の低下が心拍モニターをつけているあいだに1回~数回見られ、しかも回復に時間がかかるように。37週に入ったその日の昼、エコーで見るユイはなんだか元気がない様子。先生も「寝ちゃってるのかな?」とお腹をゆすってみたりしたのだけれど、はっきり動いてくれません。「心臓は動いているから大丈夫だと思けど、胎動がちゃんとあるか暫く気にしていて。」と言われ病室に。うーん…チョコチョコは動いているみたいだけどはっきりしないなぁ。心配は募るばかりです。夜になりドップラーで心音を探す看護師さん。『ドックン…ドックン』「あれ?ママの脈を拾っちゃってる?」すかさず自ら脈を触れてみるとマイクから聞こえてくるリズムは私のとは違います。「いや、私のじゃありません。」その言葉に看護師さんの表情が変わりました。聞こえてくる音はことさらゆっくりでしかも、元々の早さを取り戻す気配を感じさせません。看護師さんはPHSを取り出すとドクターコールをしてくれ、そこからはもうバタバタの展開でした。酸素をつけられ、裸にさせられ「このままでは、危険な状態なので、緊急帝王切開でお子さんを出します。」そうしてユイは誕生しました。2009年7月26日の事でした。