こんにちは。タロット占い師の未來楽です。

 

ブログ再開後、タロットカードの話をすることなく鉱物ネタばかり書き綴っていますが、好きなようにやらせてもらっております。ははは。

 

 

さて、思い立って河原の石を磨いてみることにしました。

 

 

最初にお断りしておきたいのですが、私はいわゆる石ハンターさんではありませんし、基本的に河原の石を拾ったりする時は細心の配慮を行うべきだと考えています。

 

法律で石の持ち帰りを禁止されている場所は当然のこと、どんな場所であっても個人で思い出にする以上の範囲を越える持ち出しは禁止されているからですね。


そもそも無闇矢鱈に自然のものを持ち帰るのは恥ずかしいことだと思いますし。

 

あとは、これは洒落にならない話ですが、場所によっては墓石や墓石代わりに使われていたような石も流れてくることはあります。私も子供の頃から祖母に「点々が入った石は絶対に拾っちゃいけないよ」ときつく言われていました。

 

点々が入った石、とは御影石のことですね。花崗岩です。



土砂崩れや山崩れで古いお墓が崩れ、それが川の流れで割れたり砕けたりしながら下流に流れつきます。一見、小石のような見かけになっていても、元は・・・という話です。

 

 

 

 

と、いきなり前置きでキツイ話ではありますが、私はなかなか帰省できない生まれ故郷の川の石をお守り代わりに一つだけ身につけようと思って『お借りして』きました。はい、いずれ川に返しに来ます。

 

 

河原の石英
 
10分くらい河原を歩くと、こんな感じで石英を主成分とする白っぽい石が次々と見つかります。
 
子供の頃からこの川の石は何故こんなに綺麗なのかなーと思っていたのですが、石英がたくさん混じっているからなんですね。
 
あまり大きいサイズの石はお守りには大仰かと思いましたので、右下の角の取れた三角形に近い石を一つだけ持ち帰ることにしました。
 

 

 

まず、しっかり洗います。

 

川で拾った石英
 
この状態でも結構綺麗です。
 
ガラス質が綺麗な石英ですね。やはりこれを選んでよかったです。
 

研磨は地道に耐水ペーパーを使って手磨きしていきます。

 

耐水ペーパーの目の粗いものから順に磨いていき、様子を見ながら徐々に細かい目に変えて磨き上げていくのですが、たくさんの耐水ペーパーを買い揃えるのは大変なのでセット品を購入しました。

 

これ、なかなか優れものでした。

 

 

他にも目の粗い物だけの販売もあるので、石の状態によって使いたい番手のペーパーを持っておくといいと思います。

 

 

がっつり荒削りが必要な場合は最強80番とか。それはもうガッサガサでバリバリの粗目です。

 

 

 

 

私は今回、このセットの番手を全部使いました。

石英を磨いた感覚としては・・・


やや粗めグループ

 #240

 #320


中ぐらいグループ

 #400

 

少し細かめグループ

 #600

 #800

 

細かめグループ

 #1000

 #1200

 

しっとりグループ

 #1500

 #2000

 

すべすべグループ

 #2500

 #3000

 

のような手応えでした。人によっては3000番以降にもっと細かい研磨剤で仕上げ磨きをされているようでしたが、私はここまでとしました。

 

 

石英を磨く

 

耐水ペーパーの方にピントがあってしまっていますが、磨いている途中です。

 

石が水で濡れていると艶々光って一見綺麗に見えますが、乾くと真っ白で傷だらけなのでペーパーの番手を変える時にしっかり乾かして表面をチェックしながら進めます。

 

 

石英を耐水ペーパーで磨く

 

比較的形が整った石を磨いているとはいえ、単結晶ではありませんから満遍なく磨いていくのにコツが入ります。

 

時々柔らかい石の成分が表面に出ていたり、ヒビが大きく入っていたりして、意図せずポロッと石が欠け落ちてしまうこともあり慌てることもありました。

 

 

石英を手磨き

 

ひたすら磨いていきます。

 

石の中心部分に大きめの割れが走っていて、最初の想定よりも深く磨いていく必要があることも進めていく中で気づきました。

 

 

耐水ペーパーを使って石英を磨く
 
乾くとこんな感じで、まだ真っ白になっています。
 
ある程度滑らかな面ができてくると、返ってくぼみや欠けが目立ってしまう部分が出てくるので、角度を変えるなど工夫しながら理想形を探していきます。
 
 
根気よく磨いて、磨いて、何十時間費やしたでしょうか・・・。

 

 

やっと納得ができるところまで磨くことができました!

 

石英の手磨き
 
はい!出来上がりです!!
 
元は河原の石ですから、ヒビもあり、他の鉱物も混じってクラックだらけですが、虹も入る出来栄ですキラキラ

 

 

比較してみましょう。

 

川で拾った石英を磨く

 

まあ、初めての手磨きとしては上出来ではないかと自画自賛しています。

 

マクラメで巻いてからキーホルダーにして身につけようと思います。

 

生まれ故郷の思い出の河原の石です。心強いお守りとなってくれることと思います。

 

 

 

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