こんにちは

もうすぐテストで憂鬱ですね、

感想等待ってます☺︎




由依の幸せってなんだろう


昨日はひどく彼女を求めてしまった

彼女の体のあちこちに愛の跡が残っている

やめてと言う彼女の言葉に耳をかせるほど余裕がなかった昨日の私はまだ裸でスヤスヤ寝ている彼女に手を出してしまいそうだ


だけどそんなことしたら本当に出て行かれてしまう


先月も同様に激しく彼女を求めてしまった翌日の朝に彼女は重たい腰をあげスーツケースに荷物をつめていた


疑問に思い彼女に理由を聞いてみたら


「出てくよ。だって理佐やめてくれないもん、」


そんなぶっきらぼうに言った彼女


本気でないのはわかったけど

冗談でもそんなこと言わないでよ


その時が来たら私は本当にどうにかなっちゃう


でも、私が悪い

いや、私しか悪くないんだ


だから、彼女にもう手は出さない


由依が誘ってきたらぜんぜんのるけどね、?



だから、彼女の幸せについて考えているんだ


誰からもモテる彼女の相手候補はたくさんいる


なんで私といてくれるんだろうと考え眠れない夜もあった


けど、由依が家に帰ってきて手を洗うよりも、ただいまを言うよりも、それよりなにより先に私に笑顔で抱きついて来てくれるのが全てだ


だから、頭を抱える日々も少なくなった


でも、由依は綺麗だし、子供も好きだから

きっと可愛い子を産んで幸せな家庭を築くことも可能だろう


由依のご両親もたぶんそっちを望んでいる


だから、罪悪感で押しつぶされそうになる


由依の笑顔を独占して、

由依の全てを私にしたい


でも、これは私の幸せなわけで、、

由依も同じことを望んでいるかわからない、

ああ、私いつからこんなに弱くなったんだ、



とうとう涙がこぼれてしまった


少し由依のにおいがするシーツが色を変える


鼻を啜る音で由依を起こしてしまうかもしれない

今は寝返りをうつのが最善策か


涙がこぼれてしまったらもうマイナス思考

いつか隣から由依がいなくなってしまうんじゃないかなんてことばかり考える


そんな未来は来てほしくはないけど


由依が望むなら、、


笑顔で見送りできるかな、、






「理佐、?」



後ろから声が聞こえた

同時にベッドが軋む


「泣いてるの、?」


由依は朝が苦手だから声掠れてるよね

声出すの大変だよね、

ありがとうこんな私のために、、


心ではたくさん浮かぶ言葉が口からは出てくれない、


何も言わない私に由依は後ろから優しく抱きしめてくれた


素肌と素肌が触れ合う


綺麗な肌だな、

私だけのモノにしたかったな、、


こんなに辛い時でも人間は性欲に忠実だ

私の背中にあたる由依の柔らかく豊満な胸

それだけでカッと体温が上がる


由依はもうなにも言わなかった


由依の優しさだ

深く聞いてこようとしない



やっぱり由依は私にはもったいないか、、



私はそのままの姿勢で


「ゆっ、、いのっ、、、幸せ、、」


「うん、私の幸せがなに??」


「、、うばったっ、、、」


「えっ、?」


鼻を啜るせいでうまく言葉を言えない


そんな私に由依は優しく接してくれる



「、ゆいっ、の、幸せっ、、、、私がっ、

    独占してっ、、」


ここまで言ったら由依も理解してくれるはず、



でも、違ったみたい、




「理佐って私の幸せなんだと思ってるの、?

  私の幸せって理佐がいることなんだよ?

  理佐に独占して欲しいんだよ、?

  なんでわかってくれないの、?

  昨日はすごい独占欲だしてきたくせに、、」



少し怒ってる口調でそう言った由依

最後の方はだいぶ小さい声で言ってたけどこんだけ近いから流石に聞こえたよ、、


そっか、、


由依の幸せって私と同じなんだ、


よかったっ、、



私は由依と向かい合うために体を動かす


由依の顔を見て驚いた


だって由依泣いてるんだもん


ぜんぜんそんな気配なかったから

てっきり怒ってるのかと思ってた



「由依っ、?」


「理佐のせいだよ、、、

 理佐の言葉ひとつで私こんなになっちゃうっ、、」



かわいいな、

今言ったらきっと由依は怒っちゃうけど

どうしても伝えたい


今由依に伝えたいんだ



「由依?かわいいね、愛してるよ」



由依は目を大きく見開いて

私の首に腕を回して唇に触れた



私は由依に出会うために生まれてきた

ようやく今理解したんだ

由依の心に触れた気がした