第一部 


第一章 感銘を起こす物語。説話的に記す。話の選定

第二章 この世界はどういう有様をしてるのか、またこれからどうしてゆけばよいのか、この自分は何者なんだとか、色々な根本的疑問を考えるにあたり、実感こそが唯一頼りにすべきものであるという事を説く(良い論法や事例)。また、姿勢のこと;即ち「自分で確かめる」ということ、ジェスチャーならざることなど、N先生の宝言。


※ 根本的な問題は、一番漠然としてるのは、何かわからないが何となく掴みたいものがある状態、この世界はどうなっているのか(第一次基本問題)という問題。次に、少し明確になって、自分とは何かどうすればよいのか(第二次基本問題)。で、内面的に見れば、結局どうしたいかといえば、安心したいのである。即ち造化の子であるということを確信したいのである。志のある者は、皆んなそうである。日々の暮らしの中で思う疑問の数々から、これらの根本的主問題にまで帰着させれてないひとは、そこに帰着せしめなければ始まらない(ここは人それぞれ)。



第二部 本論


第三章 各民族の実相学(先行研究);西洋思想、東洋思想、及びそれらの間の比較など。(一葉船「人という不思議な生き物」参照。)


※ ここは宿題多し。東洋哲学のまとめと、西洋哲学のまとめがいる。東洋哲学は、論語、禅、老子および唯識論。唯識を軸にすえ、禅の方法をもってやる。西洋哲学は主に数学思想による。


続三章 きちんと東洋思想をみにつけるための章。事例の説話や問答なども記べし(実際に我が友人と問答すべきなり)。この章で我が第一次精神統一期の成果「本来の面目」即ち九識および無が相に現れるということ(一括観、創造)はわかったとする。


第四章 時代劇などを引きながら情をとく(説話の選定、新兵衛道場破り、忠臣蔵、新口村など)。これは東洋思想にはないということを確認する。つづけて日本民族の情操の豊かさについて力説する(ブログ参照)。


第五章 日本民族にとっての唯識論。各識における三観(世界観、人世観、自然観)、また各しかの情的なあらはれかた:七識に情が流れたらどうなるか、など。各識の三観を各資料から引用しながら整理



第三部 歴史


第六章 歴史とはどういうことかということ。これは造化の跡、向上の跡であるということ。(造化はこの世界に役割というのを分けて、夫々育てている。日本民族はその中心的役割を担っている。本流。あまたある粒子から物質をなし、あまた有る星に地球をなし、あまたある島に豊葦原瑞穂国をなし、あまたある民族に日本民族をなした。)


ポイントは一括観をもって、造化のあらはれが歴史なのであるということ。異文化接触論は重要。また、生物無生物の分別を今一度取り除くこと;そうでないと歴史を見ることができない。


第七章 日本民族の歴史。先史時代から現代まで特筆すべき所を語る。