天使のゆまたんとおにいの日記。

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中山優馬くんと室龍規くんを応援してます。
とにかく舞台が好き。

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先月26日に父が脳出血で倒れた。
よりによって、隣の県。
救急隊からの電話をとったのは私。怖かった。
搬送された病院まで時間がかかる。
その間に死んでしまうんじゃないか。病状も何も知らされない事が余計に怖くて、何も考えられなかった。

病院について、呂律が回らないし、どこ見てるんだかわからないし、左側感覚なくて下敷きになってても気づかなかったけど、『悪ぃんな。』『ここの看護師さんは美男美女揃いだな』『ジャニーズ』『もう帰るん』『毒ガスもってこい』『ちゃんぽん食って帰れば?』『気をつけるんだぞ?』って聞き取れないくらいひどい呂律で話ができた。
ICUだったし、白血球の値が尋常じゃないほど高いこと以外は、この状況ならもう安心だって思って、お昼すぎからの面会に合わせて家を出た。2時間半。途中何度も病院から連絡があって、嫌な予感がした。
ついた途端、CT見せられて、どう考えても昨日の三倍くらいになってる。うちでは手術はできないって言われて、緊急搬送で大学病院へ。
救急車の中で、『体力がないから、白血病だったとしても抗がん剤は無理でしょう』って告げられて、着いたら即手術の説明。術中死の可能性があるってことしか覚えてないんだけど、とにかく聞きたくないほど現実を突きつけられて、五時間の手術を受けた。

麻酔は一週間切らないって話だったから、寝てたけど、痛々しい姿で欠伸をして見せてくれた。
病室も移って、麻酔を切っても起きなくて、熱も下がらなくて、あーもうこのままかな?なんて思ったけど、足で返事してくれたり、最近は目を開けたり口を動かしたり、意識は戻らないけど日に日に少しずつ前進。

でも、左半身は確実に麻痺だし、右だってそんなに動かないし、気管切開したから、話すことも出来ない。食べることも出来ない。

これからどうやって、57の父を支えていこう。
きっと長くはないと思う。

パパちゃん、私もうすぐ20歳の誕生日だよ?
成人式は?
あと2年したら看護師になるはずなんだけど?
いつか結婚するとき、歩いてくれないの?

たくさんたくさん伝えたいことがあって、
見てほしい姿がまだまだたくさんあるの。

手がしびれて感覚がないって、ずっと騒いでたの。
なーんで、看護学生なのに強く病院に行くように言えなかったんだろう。もっといたわってあげられなかったんだろう。

週に一度しか帰ってこなくて、しかも最後に会った日にデートに誘われたのに、『春休みの課題があるから』なんて理由で断ったんだろう。

当たり前なんかじゃなかったのに。

家にいても、どこにいてもパパの事考えちゃう。

『ただいま〜』って気だるそうに帰ってくることも
車の運転することも、
朝に『気をつけるんだぞ』
夕飯のあと『みく!アイス食うか』
って言われることも、
バイト先にこっそり食べに来てくれることも、
我が家のお風呂に入ることも、
ベラベラ今日あったことを話してくることも、
愛猫のみのんをだっこするのも、

もうないんだなぁって思うだけで
寂しくて辛くて悲しくなる。
悔しくて仕方が無い。

これから看護師って夢に立ち向かえる自信もなくて、
泣かずに強くなることも出来ないと思う。

一生後悔して生きていくんだろうね。

普段普通に過ごせてるようで、もうなんにも考えられなくて、寂しくて苦しい。

神様…
せめて、ご飯を食べて、少し声が聞けるくらいまで回復させてください。ぽっくりいけなかった分、生きたからにはパパが少しでも楽しめるくらいの能力を…


ずっとあたし達が足踏みしてても仕方ないよね。

あたしは、パパの少しの変化が嬉しくて愛しくて、病院にいて、一方的に話しかける環境が嫌いじゃないです。むしろ好きです。嬉しくて嬉しくて仕方ないです。

心のどこかで、歩いてくれないかな?とか、せめておうちに帰ってこられないかな?とか、大きな夢を抱いているけど、パパのスピードで、私の顔を見て微笑んでくれたらもうそれ以上望まないよ?


きっときっとパパは奇跡を起こす。

信じてるよ、パパちゃん