『ハッスル4』で坂田亘に敗れ、モンスター軍を追放されたケビン・ランデルマン。しかし8日の『ハッスル・ハウスvol.4』ではハッスル軍に寝返り、“キャプテン・ハッスル”小川に命名され“ハッスル・コング”として生まれ変わった。今回はハッスル・タイタスと組んで、モンスター軍を迎え撃つ。
一方、高田モンスター軍・鬼蜘蛛とタッグを組むのは、高田総統のビターン改造を受けた一見、高田総統のビターン改造を受けた、NJPW(ニュー・ジャージー・パワフル・ウォリアー)改めNJPW(ナゴヤ・ジョー・パワフル・ウォリアー)だ。試合直前のNJPWに、高田総統は
「天下を取り損ねた男にならないよう、貴様の闘魂で、名古屋人の度肝を抜かしてちょ!」
とお茶目なエール。そして
「出来んのか?」
と声をかけて、ビターンビンタ!
「馬鹿になれ」
と送り出せるのだった。
気合を入れられたNJPWはリングに上がってゴングが鳴る直前まで、スクワットを続ける。先発はランデルマンと鬼蜘蛛。鬼蜘蛛は地を這うような動きでランデルマンを翻弄する。さらに一度掴んだら離れない、粘着質の体を生かしてランデルマンにしがみつく。しかしランデルマンは人間離れしたパワーで、それを振りほどく。鬼蜘蛛を高々と持ち上げて、前に叩き落して腕十字を仕掛ける。ここでタッチを受けたタイタスも、ランデルマン同様人並み外れたパワーの持ち主だ。鬼蜘蛛を高々と持ち上げて、マットに叩き落すと、NJPWとショルダーアタックの打ち合い。タイタスはNJPWの技をすべて受け止め、さらにNJPWのスクワットのパフォーマンスをパクって会場を沸かせた。タイタスがNJPWにブレーンバスターを決めて、ランデルマンがドロップキック。しかしここで客席に向かってハッスルポーズでアピールしたところで、NJPWが蘇生し、後ろを向いたランデルマンにモンゴリアップチョップ。さらにナガタロックIIを仕掛ける。しかしハッスル軍入りしてたランデルマンの動きは一味違う。ナガタロックを逃げると、NJPWに飛びついて自ら引き込んで三角絞め。NJPWをタップ寸前まで追い込む。これは鬼蜘蛛にカットを受けたものの、タイタスが鬼蜘蛛にラリアットを叩き込み、そのまま持ち上げてトップロープから場外に放り投げる。さらに鬼蜘蛛の糸攻撃をNJPWに誤爆させるタイタス。ここでランデルマンをリングに呼び込み、コーナーに持たれかかるNJPWに、ランデルマンは跳躍力を生かしたジャンピングラリアット!KO寸前のNJPWに、トップロープからフライングエルボードロップを叩き込み、ランデルマンが3カウントを奪った。会心の勝利を奪ったハッスル・アメリカンコンビ。四方に向かってマッスルポーズを見せ付けた。