「2005年のハッスル・ナンバーシリーズ第一弾は、日本一ハッスルフリークの多い、この名古屋でと固く心に誓っておりました。なぜなら、名古屋は私の生まれ故郷!」
と極私的な理由を述べる笹原GM!
「ファンの皆様のために、スタッフ一同、本年も命を賭けてハッスルしてまいります」。
と、ここでGMは
「て、言うか~」
と胸元からサングラスを取り出す。
「ハッスルだけ見てりゃいいんだ、オラッ!アイ・アム・GM!」
とポーズを決める! 
「失礼しました」
とすぐに素に戻るGM。そこへ、
「GM、あんたばっかりカッコつけてんじゃねぇよ!」
と場内に“キャプテン・ハッスル”小川直也の声が響き渡る。さっそうと花道を駆け抜けて、なんと小川がオープニングに登場!
「ハッスルしてますかーーーっ!」
「ハッスルしとる?」
と観客を煽る。場内も大声援でこれに応える。
「ハッスルが名古屋に帰ってきたぞ!」
小川もオープニングから大ハッスルだ。
「2005年のハッスルのテーマは全国展開、今日は記念すべきその第一弾です」
と、キャプテンは今年の抱負を述べる。
「私事ですが、今年は酉年、チキンの年でございまーす!元気のない日本のプロレス界に改革を起こします!」
と、ここで今まで無視していたGMの方を向き直る小川!
「ところでさ、気になったんだけどさっきのキメ台詞、どっかの某老舗団体クサクなかったか?」
と、鋭いツッコミを入れる小川だが、GMは
「いえ、あれは私の完全オリジナルです」
とそ知らぬ顔をして答えるGM。
「そうか、ちょっと気分悪いけどな」
とあっさりと納得してしまった小川は、名古屋のハッスルフリークと共に
「3,2,1、ハッスル!ハッスル!!」
ポーズを決めたのであった。