『ハッスル・ハウス クリスマススペシャル12.24』で、ライバルであるハッスルKに敗れたモンスターC。そのダメージは心身共に大きく、精気をなくしたモンスターCは引きこもり状態になってしまったという。何とか高田総統の前に出てきたものの、ハッスルKの写真を手にしては、今にも消え入りそうな小さな声で「C」とつぶやくのであった。そんなモンスターCを見た高田総統は一言、
「暗い!」
と切り捨てる。そして
「これでは川田君と一緒じゃないか。いいか、何度も這い上がってくるのが一流のモンスターだ。私をがっかりさせないでくれ。怒りはモンスターにとってのビタミンC。私のビターンでその秘めたる怒りを開放するがいい。そしてそのストレスを、ケツがでかければ何でも出来ると思っているエセ力士に、ぶつけるがいい!」
と、モンスターCを再生すべく、高田総統自らがビターンを施したのだ。ビターンを受けたモンスターCのマスクは「C(シー)」から「℃(ドシー)」に変化!その変貌を見てニヤリと笑う高田総統。
「“℃”の“ド”は、“怒り”の“怒(ド)”だ!」
と、復活したモンスターC改めモンスター℃をリングへと送り出した。リングに上がったモンスター℃には、会場から「℃(ド・シー)」コールが巻き起こる。やはりモンスターCの生まれ変わりとはいえ、その人気は凄まじいものがある。そしてモンスター℃がRIKISHIにモンゴリアンチョップの連打を見舞うと、そのチョップに合わせて「ド・シー」コールが起こる。と、ここまでは今までも見てきた光景なのだが、今度はRIKISHIのチョップに合わせて会場から「RIKISHI(リキ・シー)」コールが!KとCの対立関係に続く、℃とRIKISHIのライバル関係が生まれた瞬間だった。両者の一挙手一投足に「ド・シー」と「リキ・シー」コールが飛ぶ大熱戦。そんな状況をうらやましく見ていたのが、リング下でセコンドについていたモンスターJだ。モンスター℃からリングに呼び込まれると、待ってましたと勢いよくリングに駆け上がる。そしてRIKISHIに対して「ド・シー」と「J」コールの中、交互に蹴りを叩き込んでいく。すると今度はモンスター℃がモンスターJをうらめしそうな目で見ているではないか!あまりのモンスターJの人気にヤキモチを焼いているのだ。そうとも知らず、「J」コールの中、満足気にRIKISHIに蹴りを入れるモンスターJ。そして遂に二人の間に亀裂が生じた。モンスター℃がモンスターJを突き飛ばしたのだ。お互い激しく罵り合う℃とJ。これがRIKISHIに体力を回復する時間を与えてしまい、RIKISHIから二人同時のラリアットを食らった℃とJは、場外へと吹っ飛んだ。さらにイス攻撃を試みたモンスター℃を、RIKISHIはそのイスごと吹っ飛ばす。大の字になったモンスター℃をコーナー付近に持ってくると、最後は必殺のバンザイ・ドロップ!モンスター℃をマットに沈めた。さらにリングになだれ込んできたモンスターJにもトラースキックからスティンク・フェイス。自慢の巨ケツ攻撃で、モンスター軍団を完封した。試合後、恒例のダンスタイムではRIKISHIから思いもよらないビッグプレゼントが。何とお客さんの中からダンスパートナーを選びたいと言い出したのだ。多くのファンが手を挙げて立候補する中、RIKISHIが選んだのはプラカードを掲げていた男女のカップル。リングに上がった二人はRIKISHIと共に手拍子を叩きながら息の合ったダンスを披露し、RIKISHIの勝利に花を添えた