共同通信杯のニシノドコマデモは、種牡馬キングヘイローの初年度産駒。キングヘイローは昨04年、2歳ファーストシーズン・サイアーランキング5位。JRAで11勝。地方競馬で24勝を挙げ、計35勝。これはマイネルラヴと並び、新種牡馬の中での勝ち星数で堂々のトップだった。キングヘイローは、97年東京スポーツ杯2歳S(※当時は3歳S)(東京、芝・1800m)を1分48秒0と当時の2歳(※3歳)レコードで勝っている。ニシノドコマデモは前走、その東スポ杯2歳Sを1分48秒4で3着に止まったが、スムーズなコース取りが出来ず、脚を余した。父と同じ位の東京1800m適性を認めたい。母ニシノチャペルの兄は、今年からその産駒がデビューする種牡馬セイウンスカイ(父シェリフズスター)同じ横山典弘騎手が乗っていた。セイウンスカイは先行型。こちらは差しタイプだが、秘めるスケールは決して見劣らない。ファミリーは、82年の最優秀古馬牝馬に輝いたスイートネイティブが代表する一族。ニシノドコマデモの4代母アンジュレスイート(父カーネルシンボリ)が、名牝スイートネイティブの妹になる。カーネルシンボリ(父パーソロン)は74年、共同通信杯を制している。