東京新聞杯の4歳馬ダイワバンディットの父ボストンハーバーは、02年から日本で供用され、初年度の産駒が今年2歳。この夏から新馬デビューする。外国産馬ダイワバンディットは2歳時に3連勝の後、目下9連敗中。カフェボストニアンも初期に3勝の後、古馬になってからは新潟で1勝しただけ。03年ワンダフルデイズも、現在12連敗中。そういう特質を伝える種牡馬なのである。ボストンハーバーも、その父カポウティも、米ブリーダーズCジュヴェナイル(GI)を制した名馬だが、3歳以降になって好走した記録は無い。日本ではこのタイプは嫌われる事が多いが、早熟性を追及し、早い時期に決着を付けようという意図でアメリカの生産界が作り上げた馬だから、成長を求める方が筋違い。古馬になって、もう少し活躍して貰おうとなったら、ダートの短距離か夏の平坦コースに活路を見い出すしかない。そのダイワバンディットを東京新聞杯で少し買おう(勿論◎では無いが)というのは、開幕週のDコースで馬場状態が良く、人気は追い込み馬ばかり。ペリエ騎手なら、先行してギリギリ2着か3着ならある。