(クイーンCの価値に疑問符を打つ集保氏+ラドランフォーマと穴狙い?)



予定通りだと「雨」の危険大。もともとこのレースは、桜花賞を展望する馬にとって、出走権のかかる重要なレースであると同時に、鬼門中の鬼門。理由は…ここは東京。阪神の桜花賞とはまるでコースが異なり、求められる資質も微妙に異なる。だいたい、桜前線とは方向が違っている。ここをステップに桜花賞というパターンは、長い歴史の中のほんの数えるほどで、かつて言われたのは、ここは「凡走の方がいい」。メジロラモーヌや、テンモンなど、なぜかこのレースでは走らなかった。その結果、活力が保たれた。普通に考え、ここで絶好調なら、4月の桜花賞でピークになる道理がない。ショウナンパントルは熟考の末、あえて56キロのこのステップを選んできた。理由はオークスをもにらんだ時、東京コースを経験しておきたいこと。もう1つ、ここから桜花賞までは「中6週」。このパターンは、12月の阪神のG1「阪神JF」を制したローテーションと全く同じになるからだ。正解の可能性もあるが、雨馬場で56キロ。ここで激走するようだと、桜花賞は危ないだろう。この馬、大事に使われてはいるが、夏の7月から充電の明確なオーバーホールがない。メジロドーベル級のタフな馬に育つのか、極めて微妙だろう。7頭も出走の関西馬も怖いが、クイーンCに遠征してきて、地元に戻って桜花賞を制した馬など1頭もいない。チューリップ賞もトライアルもある。方向が違うのだろう。あまり正解な展望ではない。主力には推しがたい。入念に乗ってきたラドランファーマを狙う。ハデな一面はないが、パワフルなストライドで秘めるスケールは上々。母の父マルゼンスキー、祖母はササフラの産駒だ。重も苦にするとは思えず、桜花賞というよりは、やがてのオークスに向けて手応えを見せて欲しい。


ラドランファーマは桜花賞もオークスも出られませんでした。