ダートの短距離戦はオープンも準オープンもとにかく毎回多頭数。好カードが多い。人気の中心だが、エコルプレイスに期待する。次週のフェブラリーS(G1)にも登録していたほどで、賞金面ではギリギリ出走できる可能性もあるが、ベストのコース、理想の1400mへ回ってきた。あと一歩の詰めを欠く最近だが、東京1400mは追って伸びる脚質でもないのでもう一歩。この京都1400mに限ると、2、1、1、1着。パーフェクトに近い良績を残している。この距離だとそう強引に絡んでくる馬もなく、好位からしぶとく粘り込むパターンでまずバテない。10月のシリウスS(阪神1400m)で接戦だったアグネスウイング、ツルマルファイターはいるが、アグネスは当時より斤量3キロ増なのに対し、こちらは同じ57キロ。0.1秒差は楽に逆転できる計算が成り立つ。18頭立ての小倉のメインにもちょっと手を出したい。最終週、一連の推移から、1分9秒0前後の勝ち時計だろう。となると、ほとんどの馬が通用する大混戦。 当日輸送なしの小倉で1、1、3着の良績を残す牝馬ヤマニンパンテールから入りたい。ここ2戦、1分8秒8と1分9秒1。ともにフルゲート18頭立ての多頭数を巧みにインに突っ込んで伸びている。最終週とあって馬場状態はつかみにくいが、外を回さなければダメというほどインは荒れていない。むしろ外に出しそうな馬が多くなるだけ、内枠からインに突っ込むこと必至のヤマニンパンテールに条件有利だろう。ニホンピロウイナーの産駒は決して非力ではなく、また成長力も十分。この馬、母ヤマニンアリュール(父サンデーサイレンス)が、ヤマニンゼファーの半妹にあたる。