(サンデー、サンデー、サンデー、サンデー尽くしか!)



クラシックを展望する重要なステップの一戦だからというより、例によって最近のパターン通り、サンデーサイレンスの名前ばかりが目に飛び込んでくる。直仔が5頭に、孫の世代にあたる馬(祖父、母の父)が4頭。キングカメハメハの妹も、エアデジャヴーの産駒も、ピットファイターの妹も、みんなサンデー産駒だ。最初の頃、母の父としては・・・?などと言われたサンデーサイレンスは、ブルードメアサイアーランキングでも、32→10→5位。急上昇してきた。この部門では圧倒的な地位を守ってきたノーザンテースト(14年連続)も、マルゼンスキーも、さすがにもう勢いはなく、やがて3~4年後、サンデーサイレンスはリーディングサイアーを譲る(現2歳が最後なので)と同時に、今度はノーザンテーストと同じように、ひょっとすると互角以上に、毎年毎年ブルードメアサイサーのトップの地位に就くのだろう。サンデーの時代は10年間続いたが、今後10年間くらいは、やっぱりまだずっとサンデーサイレンスだろう。ただ、後継種牡馬の産駒は走っても(サンデー、直仔、孫)、その次の世代になると種牡馬の世界鬼門の4代目になる。その時は大時代が急にしぼむかも知れない。未知の魅力、上昇の可能性はレースパイロット(キングカメハメハの妹)だが、まだ2戦目、ここはジェダイトのキャリアを取りたい。前走の紅梅Sではやけにテンションが高く、出遅れたうえにずっと掛かり気味。人気で5着に沈んでしまったが、内枠で揉まれたのが主な敗因だろう。気配は悪くなかった。今度は藤田騎手、違った一面を見せてくれそうだ。母グリーンポーラの一族は、もともとが少し時計の掛かる芝のほうが合っている。
 小倉11Rは穴狙い。連闘で、鮫島騎手を配してきたウルヴズグレンが狙える。母の父サンデー。3~4走前は脚を余している。