(やはりハットトリック◎やんか。+スポーツ報知でも触れたダイワバンディット)


断然の人気でも、相手の人気は割れるし、3連単もある。中心は連勝中のハットトリックで不動に近いだろう。東京コースに場所が移った強みがとにかく大きい。というのも、前走の京都金杯、大外から一気に差し切ったためだが、時計は1分34秒0。並んでいたのがアルビレオ、アズマサンダース(京都牝馬S)、そしてキネティクスでは、ちょっと強気になれない。スローに近い流れだったとはいえ、レースレベルに?だ。だが、東京コースとなると別。初戦をあっさり抜け出したあと(上がり34秒1)、2戦目に今回と同じ56秒0での1600mの特別。スローペースの中、まるで流れに乗れずにいたが、直線大外から上がり32秒9。とても2戦目の馬とは信じがたい爆発力だった。上がり3ハロンにしてしまうと32秒9だが、最後の2ハロンは確実に10秒台で伸びている。あの爆発力こそがこの馬の真価だろう。ここは速くなりそうもないが、まだ底力の保証はないだけに、楽について行ける流れの方が、素直に切れ味発揮に期待できる。去年1分33秒0で楽勝。なだめて進んで抜け出したウインラディウス、東京で4勝もしているアサクサデンエンの2組が本線だが、開幕週のDコース(外を回る)。スローの公算も大きく、先行馬の残りがありそうだ。ダイワバンディット(父ボストンハーバー)は、成長力に期待できる血筋ではなく、どんなに攻め馬で快走してもあまり高く評価できないが、スピードはあるだけに先行できると粘る。まして、早くからペリエを確保して(ボールドブライアン、トレジャーの藤沢勢がいるのに)、ここがリーチだろう。早め早めに行くとギリギリまで粘りそうだ。
京都牝馬Sは、7歳でもエリモピクシー。前走1分33秒1の楽勝は自己最高タイム。まだ少しも衰えがない。