3月3日(水)都内・DSEで、『ハッスル8』の一部対戦カード、そしてハッスル史上初となるタイトル設立が発表された。

遂にハッスルのリングにもタイトルが制定されることとなった。会見に出席した笹原GMは
「過去のハッスルにおけるハードコアマッチの功績を高く評価しています。選手たちのモチベーションを上げるためにも、ハードコアのタイトルを設立することを決めました」
と説明。すでにアン・ジョー司令長官を通じて、高田総統からの了承も得ているという。そして気になるタイトルの名前はハッスル・ハードコア・ヒーロー、通称「HHH(トリプルH)選手権」と命名された。試合に関してはハッスル軍&高田モンスター軍から選手を選抜し、バトルロイヤル形式で行われる。笹原GMからタイトル設立が発表された直後、アン・ジョー司令長官と島田二等兵が登場。アン・ジョー司令長官は
「トリプルHとはナイスなネーミングですネ!これはハッスル軍にとっても大切な進化、エボリューションですヨ!」
とご満悦な様子。さらに
「そんなトリプルHにありきたりなベルトは駄目デス。ベルトに代わる象徴を後日持って来マース!」
と発案。笹原GMも
「ちゃんとタイトルに相応しいものであれば」
と、条件付きながらもそれを承諾した。ここでハッスル軍の中村カントクが現れ、
「ハードコアマッチはハッスル軍のもの。ハッスル軍のメンバーだけで決めさせてください」
と、笹原GMに詰め寄る。しかしすかさず間に割って入るのが島田二等兵。
「何言ってんだよ!ブリブリダンスやってるヤツのことだろ?」
とハッスル軍を罵倒。中村カントクもすぐに
「ブリブラダンスだよ!お前その変な帽子かぶっているから、聞こえないんじゃねえのか!」
と食って掛かる。しかし笹原GMが
「ハッスルの初タイトルなんで、権威を落としめるような事はやめてください」
と二人を一喝した。
ここで「ミーと総統が考えたカードを発表シマス!」
とアン・ジョー司令長官。すると島田二等兵は
「いつ決めたんですか?」
と、このことは全く知らなかった様子。
しかしアン・ジョー司令長官は
「ユーにセンスがないのはモンスターロワイヤルで分かってマス。そんなのは顔面を腫らすマッチにしかなりません」
と切り捨てた。それでも
「HEROを決めましょう」
と食らい付く島田二等兵。アン・ジョー司令長官は呆れ顔で
「そんなものはパロディにする価値ないデス」
とつぶやいた。まず最初に発表されたカードは、モンスター℃&モンスターJVS石狩太一&X。アン・ジョー司令長官は
「『℃』コール、『J』コールのように客席が盛り上がる選手を連れて来てクダサーイ!」
と要求した。続けて発表されたアリシンZ&ダークフォンマエストロアイン&ザ・ネオデビル・ピエロ1号&鬼蜘蛛&ソルジャー059号VSハッスル仮面レッド&ブルー。一見5対2という図式だが、アン・ジョー司令長官は
「ハンディキャップマッチにしたくなかったら、残り3人連れてきなさい」
と、珍しくやさしさを見せる。しかし島田二等兵は
「金・銀とかしょっぱいヤツ連れてくるんじゃねえぞ!」
と釘を刺した。そしてアン・ジョー司令長官は
「高田総統に失礼な口を聞いた大谷に制裁マッチを組みマス。ミーがグリーンランドのアイスゾーンから発掘した雪男ザ・サムー。両国に雪を降らして、アチチをアイスマンにシマス!しかもセコンドには彼の嫁・雪女グレ子を連れてきます。サムーとグレ子です」
と、サムー&グレ子VS大谷晋二郎の一戦を発表した。
「両国に雪なんか降るわけないだろう!というかサムーとグレ子なんて、どこかで聞いたことある名前じゃないか!」
と噛み付く中村カントクは、
「お前は言うこと聞いてりゃいんだよ」
という島田二等兵の一言に、遂にぶち切れた!持っていたメガホンで島田二等兵の頭を殴りつけると、強烈なヒザ蹴りをお見舞い。さらに床に這いつくばった島田二等兵から水筒を奪うと水をぶっかけ、着ているTシャツを引き裂いた。さすがのアン・ジョー司令長官も
「おお…本気のカントクは結構迫力がありますネ」
と感心。
「ここでもう一つカードを加えて4試合にしましょう。ユーがカントクと一騎打ちしなさい」
と、島田二等兵VS中村カントクの因縁のシングルマッチをぶち明けた。いつもはへタレぶりを爆発させる島田二等兵だが
「顔を腫らすプロレスをやって、俺がHEROになってやる」
とやる気十分。
「絶対にやっつけてやる」
と気合を入れた。そして最後は笹原GMを交えてのドゥ・ザ・ハッスルポーズ。アン・ジョー司令長官の
「バチバチファイトデス!」
の声に、ニヤリと笑う島田二等兵であった。