メイショウボーラーの最大の強みは、自で主導権を握る形になった時に、スローペースでもOK。平均ペースは望む所で、ハイペースでも決してバタッと止まらない事だ。前走の根岸S(GⅢ)のダート1400m。前半の3ハロンを引きつけての逃げで35秒台に留めると、後半スパートして上がり3ハロンも35秒台でまとめている。偶々では無く、キャリアの浅い頃からこの才能を示している。芝1200m以下で3連勝の後、初めての芝1600mのデイリー杯2歳Sは、前後半の800mずつを「47秒7-46秒4」のスローで完勝。続く朝日杯FSは「45秒8-47秒9」のハイペースでギリギリ粘って1分33秒7。皐月賞2000mでは、見事な平均ペースで逃げ、自身の前後半の1000mずつは「59秒7-59秒4」の3着だった。今回のフェブラリーS。絡んできそうな強力な同型馬は不在。(ユートピアは無視していいのか?)平均ラップでのマイペース必至。根岸Sの内容から、理想のバランスで「47秒5-47秒5」の1分35秒0前後が可能だろう。これは父タイキシャトルの自在のマイル適性そのもので、同馬は1600m【7・0・0・0】だった。


だからタイキシャトルと同じに考えていいのか?一番人気かも知れないが過信禁物では?結果、勝ったけど。