楽しい。笑
プリクラなんて10代のころを
最後にしたんじゃないかな。
となりは、しりあいのママさんの、
娘ちゃん。
はしゃぐわたしは
三十路の元男子、甘栗だ。
彼女の話をきき、夢をともにみて、
まいにちのイライラとか
不服なおもいも
わたしと同じまいにちに
わたしの同じ過去のひびに、
映えさせてみる。
そうそう！ そうだよね！
とかおもう。
でもね。けどね、その一方では
あぁ。わたしが彼女くらいだった
10代のころって
こんなにも活気に溢れていなかったし
こんなにも夢をもって
未来をみすえられてなんか
いなかったなあって。
当時はわたしは家出をしていたし、
きょう泊まるところだって
なかった。
だれかの知らないからだのなかで、でも
安心さえ得られるのなら
それで良かったわけだし。
どれも自分に嘘なんてなかった。
そしていまも、わたしは、
自分に嘘はついていないとおもう。
女性として生きて、
そのさきの夢は、わたしもまだ道半ば。
じゃあさ…、
悲観ばっかりしてられないよね？
彼女を羨ましくもあり、
微笑ましくもあって、
幸せになってもらいたい分、
わたしもまだまだ幸せにならなきゃね。
わたしは子どもを産むことができないけれど、
その分、おおくの彼女のような子どもたちに
この広い世界のどこまでもに
日々葛藤する子どもたちに
届けられるような、なにかを作り出したい。
っていうわたしの夢は、
まだ道半ばだ。
いくぞ、甘栗。
わたしはわたしのからだで、
どこまでも 
