一番目アリスは勇ましく
剣を片手に、不思議の国。
いろんなものを斬り捨てて、
真っ赤な道を敷いていった。

そんなアリスは、森の奥。
罪人の様に閉じ込められて。
森に出来た道以外に、
彼女の生を知る術はなし。


二番目アリスはおとなしく
歌を歌って、不思議の国。
いろんな音を溢れさせて、
狂った世界を生み出した。

そんなアリスは、薔薇の花。
いかれた男に撃ち殺されて。
真っ赤な花を一輪咲かせ
皆に愛でられ枯れてゆく。


三番目アリスは幼い娘。
綺麗な姿で、不思議の国。
いろんな人を惑わせて、
おかしな国を造りあげた。

そんなアリスは、国の女王。
歪な夢にとり憑かれて。
朽ちゆく体に怯えながら、
国の頂点に君臨する。


森の小道を辿ったり 
薔薇の木の下でお茶会
お城からの招待状は 
ハートのトランプ

四番目アリスは双子の子。
好奇心から不思議の国。
いろんな扉を潜り抜けて、
ついさっきやって来たばかり。

気の強い姉と、賢い弟。
一番アリスに近かったけど、
二人の夢は、覚めないまま。
不思議の国を彷徨った。





MEIKO  赤

KAITO  青

ミク    緑

リン レン 黄色
ブラックロックシューター 何処へ行ったの?
聞こえますか?

あとどれだけ叫べばいいのだろう
あとどれだけ泣けばいいのだろう
もうやめて わたしはもう走れない
いつか夢見た世界が閉じる

真っ暗で明かりもない 崩れかけたこの道で
あるはずもないあの時の希望が見えた気がした

どうして

ブラックロックシューター 懐かしい記憶
ただ楽しかったあの頃を
ブラックロックシューター でも動けないよ
闇を駆ける星に願いを もう一度だけ走るから

怖くて震える声でつぶやく わたしの名前を呼んで
夜明けを抱く空 境界線までの距離 あともう一歩届かない

こらえた涙があふれそうなの 今下を向かないで 止まってしまう
未来を生きていたいんだ わかったの 思い出して
強く 強く 信じるの

そうよ

ブラックロックシューター 優しい匂い
痛いよ 辛いよ 飲み込む言葉
ブラックロックシューター 動いてこの足!
世界を超えて

最初からわかっていた ここにいることを
わたしのなかの 全ての勇気が
火をともして
もう逃げないよ

ブラックロックシューター ひとりじゃないよ
声をあげて泣いたって構わない 
ブラックロックシューター 見ていてくれる
今からはじまるの わたしの物語

忘れそうになったら この歌を
歌うの
片足無くした猫が笑う 
「ソコ行ク御嬢サン遊ビマショ」
首輪に繋がる赤い紐は 
片足の代わりになっちゃいない

や や や や 嫌嫌嫌

列成す卒塔婆の群れが歌う 
「ソコ行ク御嬢サン踊リマショ」
足元密かに咲いた花は 
しかめっ面しては愚痴ってる

腹を見せた鯉幟 
孕んだのは髑髏

やい やい 
遊びに行こうか
やい やい 
笑えや笑え

らい らい 
むすんでひらいて
らい らい 
羅刹と骸

一つ二つ三つで 
また開いて
五つ六つ七つで 
その手を上に

松の樹には首輪で 
宙ぶらりんりん
皆皆皆で 
結びましょ

下賤な蟒蛇墓前で逝く 
集り出す親族争いそい
「生前彼ト約束シタゾ」 
嘯くも死人に口は無し

や や や や やいやいや


かって嬉しい花いちもんめ 
次々と売られる可愛子ちゃん
最後に残るは下品な付子(ぶす) 
誰にも知られずに泣いている

やい やい 
悪戯しようか
やい やい 
踊れや踊れ

らい らい 
むすんでひらいて
らい らい 
羅刹と骸

三つ二つ一つで 
息を殺して
七つ八つ十で 
また 結んで

高殿(たたら)さえも耐え兼ね 
火傷を背負い
猫は開けた襖を
閉めて行く

結局皆様他人事
(結局皆様他人事)
結局皆様他人事
(結局皆様他人事)
結局皆様他人事
(結局皆様他人事)

他人の不幸は 
知らんぷり!

やい やい 
子作りしようか
やい やい 
世迷えや世迷え

らい らい 
イロハニ惚れ惚れ
らい らい 
羅刹と骸

一つ二つ三つで 
また開いて
五つ六つ七つで 
その手を上に

鳥が鳴いてしまわぬ 
内にはらへら
一つ二つ三つで 
また明日
むかしむかしあるところに
悪逆非道の王国の
頂点に君臨するは
齢十四の王女様

絢爛豪華な調度品
顔のよく似た召使
愛馬の名前はジョセフィーヌ
全てが全て彼女のもの

お金が足りなくなったなら
愚民どもから搾りとれ
私に逆らう者たちは
粛清してしまえ

「さあ、ひざまずきなさい!」

悪の華 可憐に咲く
鮮やかな彩りで
周りの哀れな雑草は
嗚呼 養分となり朽ちていく

暴君王女が恋するは
海の向こうの青い人
だけども彼は隣国の
緑の女にひとめぼれ

嫉妬に狂った王女様
ある日大臣を呼び出して
静かな声で言いました
「緑の国を滅ぼしなさい」

幾多の家が焼き払われ
幾多の命が消えていく
苦しむ人々の嘆きは
王女には届かない

「あら、おやつの時間だわ」

悪の華 可憐に咲く
狂おしい彩りで
とても美しい花なのに
嗚呼 棘が多すぎて触れない

悪の王女を倒すべく
ついに人々は立ち上がる
烏合の彼らを率いるは
赤き鎧の女剣士

つもりにつもったその怒り
国全体を包み込んだ
長年の戦で疲れた
兵士たちなど敵ではない

ついに王宮は囲まれて
家臣たちも逃げ出した
可愛く可憐な王女様
ついに捕らえられた

「この 無礼者!」

悪の華 可憐に咲く
悲しげな彩りで
彼女のための楽園は
嗚呼 もろくもはかなく崩れてく

むかしむかしあるところに
悪逆非道の王国の
頂点に君臨してた
齢十四の王女様

処刑の時間は午後三時
教会の鐘が鳴る時間
王女と呼ばれたその人は
一人牢屋で何を思う

ついにその時はやってきて
終わりを告げる鐘が鳴る
民衆などには目もくれず
彼女はこういった

「あら、おやつの時間だわ」

悪の華 可憐に散る
鮮やかな彩りで
のちの人々はこう語る
嗚呼 彼女は正に悪ノ娘