雲行きの怪しいわが街。
さっきまでの強い南風がやんで、雨が降り出しそうな感じです。何となく低気圧を感じます。


話を腹水・黄疸から肝性脳症への1年間に戻します。

この間は、もちろん禁酒です。タンパク質は少なめで減塩調理を徹底しておりました。(私は食べないけど)
肝臓の定期検査に行っても、倦怠感は取れず、検査値も入院一歩手前のギリ低空飛行。食欲もありません。アミノレバンで何とか動いている状態でした。

そんな時、2回連続であることが起きます。
アンモニア値の検査漏れ。
私の通っている病院は、その日のうちに血液検査の結果が出ます。もちろん、1時間くらいはかかりますが。

ただし、時間を置けば置くほど詳しく検査の結果が出ます。血液はいつも6本取られます。
ですので、予約した時間より1時間くらい前に行って採血を終わらせるのが常でした。
待ち時間は、寝てます。ソファに座ったまま。今思えば、いつも眠かったような感じです。

下剤を処方されていましたが、食べないせいか生まれ持った便秘症のせいか、3日に2回トイレに行けばいい方。そんな中です。
アンモニア値が上昇傾向だったのですが、検査結果に出なくなりました。
今思えば、あの時なぜ申し出なかったのだろう。悔やまれてなりません。

ただ、検査結果を見るのがしんどかったのはあります。悪い結果ばかり出ているものを、マジマジと見るのは精神衛生上いいものではありませんでした。病院に行くたび、ガッカリして帰ってきていました。



でも、2回連続アンモニア値が空欄だったのです。後でわかるのですが、病院の私のカルテにはその空欄は結果が入った状態で残っています。自動的に結果が出れば、カルテに残るんでしょうね。
6週間かかって、私のアンモニア値は肝性脳症を起こすほど高くなっていきました。