〜チワにゃんズ けん・ほく・とき〜

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『チワにゃんズ けん・ほく・とき』
『我が家のできごと(チワにゃんズ、旦那、ベビちゃん』
などなどを気ままに更新します(゚-、゚)
この度、第一子を妊娠し、動物病院を一時退職することになりました。
生まれてくるこの子もきっと動物好きな子になりますように…

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3月5日!!
今日はけんの7回目の誕生日あしあと


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けん「きょうはぼくがしゅやく!」











けんが我が家にやってきたのは5年前のこと。




私の祖母の知り合いが「犬はいらないか?」と
話をしてきたのがきっかけ。




私の祖母は怪我をして膝を痛めていたため
「犬は散歩をしないといけないから
  リハビリになるよ」と言ってきたらしい。





祖母はもらうつもりはなかったけど
犬が好きな私にその話をした。





田舎から出てきたばかりの私は
犬と一緒に暮らせる!と胸を膨らませました( ⁼̴̀꒳⁼̴́ )



「どんな子かわからないから見に行きたい」と
祖母に伝えてもらい、後日会いに行くことに。














約束の日、私はその子の飼育環境を見て
言葉を失いました。





物置のような二畳あるかないかのスペースに
去勢もされていない犬が3ひき。





マーキングで糞尿まみれの壁や床。
トリミングなんてされていないボサボサの毛。






てっきり大切に育てられていると思っていた私は
飼い主に「なぜ里子に出すのか」を聞くと、


「自分には子供が3人いて
  みんな犬をほしがっていた。
  1匹じゃ子供達がケンカするから
  1人に1匹ずつ買い与えた。
  でも今は長男しか世話をしない。
  だから1匹だけ残してあとは人にやる」と。





そして飼い主はこう続けた。
「こいつ(ブラックタン)は25万もした。
  こいつ(1番小さい子)はもらい手が決まってる。
  こいつ(レッド)は子供に噛みつくしデカいから
  みんななかなかもらってくれない」と。
名前ですら呼んでもらえない3匹。




「ブラックタンは高かったからダメ。」
「1番邪魔なレッドを連れてって。」と
言われているようだった。





飼い主の子供が近づくたびに
唸っていたレッドの子。





私はその子を連れて帰ることにしました。





でも、正直不安でした。
噛みグセがありトイレのしつけもできていない。





1番心配だったのは
「この子は人間に心を開いてくれるのか」
ということ。





しかし、その不安はすぐに消えました!





初日はビクビクと警戒していたものの
「大丈夫だよ」と声をかけていたら
私にはすぐに心を開いてくれました。





排泄も徐々に覚えていき、
散歩も怖がらずに歩いてくれました。
私たち家族に噛み付いたことなんて
後にも先にも1度もありません。






あんな環境で育ったのに
すぐに心を開いてくれたこの子が愛おしくて
それと同時に
飼い主への怒りが込み上げてきました。





「世話をするのが面倒くさいから」
「トイレをちゃんとできないから」
「子供に噛みつくから」

そんな理由でけんは2年も放置されていました。





子供からの扱われ方がひどかったようで
急に抱っこしようとすると今だに悲鳴をあげます。
けんにとって抱っこはトラウマなんです。










周りの人は私のことを
「いい飼い主に巡り会えてよかったね」
と言いますが、それは逆で
けんに巡り会えたから
たくさん学ぶことができたんです。

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けんに出会えたことを本当に本当に
嬉しく思います。


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あれから5年も経ったのかと思うとビックリだし、
「もうシニアの年齢なんだ」と思うと
少し切なくなります。



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けんけん、ママの家族になってくれて
ありがとう。



ゆっくり歳を重ねてね。



ママはずっとけんの味方よ。




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お誕生日おめでとう!!!!!