☆anan
anan表紙に登場、二宮和也さんの撮影ストーリー!「喜ばれる手みやげ。」特集

今回のグラビアのテーマは、「想いを届ける~誰かを想うとき~」。
外を眺める、テレビをぼんやり見る、プレゼントを見つめる…。アンニュイな表情をたたえた二宮さんが、“そこにはいない誰か”を想っている様子を、こっそり覗き見たような気分になっていただけたら嬉しいです。

撮影がスタートしてほどなく、ベッドルームの扉が閉められ、二宮さんはカメラマンとふたりきりの空間に。ベッドサイドに座ったり、ゴロンと寝っ転がったり、クッションや枕に埋もれながら視線をカメラに投げかけてきたり、ふわふわのカーディガンをおもむろに脱ぎ始めたり…。素足でベッドルームを歩き回る二宮さんの気配を感じつつ、スタッフは扉の外で、パソコンに送られてくる写真の数々をドキドキしながら見守っていたのでした。

☆AERA
二宮和也の覚悟「今後も映画に出続ける責任がある」

「昔から大人の方に、『キラキラしてないんだよ、お前は』『学園恋愛ドラマに出ても誰も見ないだろう』って言われていました(笑)でも、そう言っていた人たちが『お前を見ると安心するよ』とも言うんです(笑)。そういえば、よく一緒に酒を飲むのはたいてい50代より上の人が多かったりします。すぐ健康の話になるんですけどね(笑)。僕自身も居心地がいい。小栗(旬)とか同世代と飲むほうが緊張したりして」

「これまで賞を取ってこられた方々を汚さないようにしなきゃ、と思いました。真面目に言えば、今後も映画に出続ける責任があると感じています」

☆ポストセブン
二宮和也 仕事における切り替えスイッチはないと語る

◆料理
「幻のレシピを探していく話なので、料理人の役だけど調理がストーリーのメーンではないんです。でも、この作品を通して、料理はすごく身近にあるものなんだ…と、改めて感じました。ぼくは食に対するこだわりは強くないのだけど、食事はなんでもいいなんて言ってはダメだな…と(笑い)」

◆仕事観
「役者、バラエティー、コンサート…みたいに、切り替えのスイッチはないんです。仕事は楽しくできるのがいちばんだし、その“楽しさ”の先に“質”があると思う。仕事の質の底上げをするにはいっしょに仕事をする人たちとわかりあっていなければならないから、いつもフラットな状態で、求められたことに応えていきたいですね」

◆夫婦愛
「現代は女性も普通に働く時代で、選択肢もいろいろある。だから、劇中の満洲時代の直太朗(西島秀俊・46)と千鶴(宮崎あおい・31)のような夫婦は、あの時代だからありえる夫婦の形だったのかもしれないけど、本当に素敵な夫婦関係だと思います。ぼくも、直太朗さんのように奥さんから意見を言われるのはいいですよ! ただ、素直に受け入れるかはわからないけど(笑い)」

☆女性自身
二宮和也が自らが語る「僕が食べ物に無頓着な」理由

「滝田(洋二郎)監督、西島(秀俊)さん、という、なかなか出会えない方たちとの映画づくりを楽しみに挑みました」

「滝田組は素晴らしく現場が早かった。西島さんは満州時代を、僕は現代パートをそれぞれ演じて、絡みはないので、完成した映画を見たら、まるで別の作品のように楽しめました」

「プレッシャーはなかったです。滝田監督はとてもいい環境でお芝居をさせてくれる方でした」

そんなニノの感じる秋はどんなイメージなのか。

「食欲の秋、芸術の秋……って、○○の春、とか○○の夏ってあんまり聞かないのに、秋だけ無限に出てくるよね。自由に何でもできる季節だな、って思う。秋に食べたいもの? 僕は基本的にないものねだり。秋に秋の味覚を食べてもあまり何とも思わない(笑)。冬や春にサンマを食べると『ああ、いいね』って思うけど、秋にサンマがうまい、なんてわかっているし(笑)。むしろ、秋なのにこんなものが食べられるんだ! っていう意外なものがうれしいし魅力的かも(笑)」

食べ物に無頓着だと言うニノ。そこにはこんな理由があった。

「家庭の味に満足できなかったりすると、大人になって自分で稼いだお金でおいしいものを食べたくなったりするみたいだけど、家庭のご飯がおいしかったせいか、そんな思いをしなかった。それって幸せなことだよね」

ニノが最後に食べたいものは、やはり“お袋の味”なのだろうか。

「最後に食べたいのは、『お袋の作ったカレーです』って答えたら、お袋のカレーを食べるたびに『ああ、これ、死ぬ前に食べるやつだ』って思っちゃう(笑)。実家帰ってカレーが出るたびに変な気持ちになったり、だから、今まで食べたことがないものがいいな」