最近、おめでた婚ならぬ、おめでた事実婚をされた若い芸能人カップル。
毎回こういうことがある度、赤の他人がやいのやいの言いますね
タイトルや自己紹介にもありますが、我が家も事実婚です。
過去ブログが今見れない状態にしてるので、改めて何故事実婚を選んだのか書きたいと思います
わたしとパートナーが出会い、紆余曲折ありお付き合いを開始して、1年が過ぎた頃、
再婚を見据えてわたしの連れ子である長男了承の上、2人の相性を見るために、同棲を開始しました。
その時もう長男は17歳でしたので、お互い特に問題もなく1年が過ぎたため、これは大丈夫だなと確信し、長男も連れ入籍の報告をするためにパートナーの実家のご両親にご挨拶に伺いました。
バツイチで子どももおり、不安でしたが、凄く暖かく迎え入れてくれ、入籍もとてもとても喜んでくださったんです
が、、、
ここから信じられない話がご両親から飛び出します。
「結婚式は、会社の知り合いや友達のと、村の住人だけの2回やらないと」
「村の住人の葬式はもちろん、3、7、13回忌、50回忌までは絶対参加だからね！みんな土曜日にする決まりだから1日に2軒とかもあるけど、ほぼ毎週帰って来てもらわなきゃ」
「村の御神体のある神社には、毎日当番制で朝昼晩、お食事を運んで、決まった時間に下げなきゃいけない。もちろん手作りよ！」(無人だから当然誰も食べません。ただのお供え)
「村の水路の掃除や草むしりなどは大体日曜にあるから、土日は毎週泊まりかも」
「お正月は、世帯主は1、2日と昼夜問わず各家庭をあいさつに回るので、女性は48時間、玄関を開けて常に酒と料理を用意して振る舞わないと行けないからお手伝いよろしくね！」
もうここまで聞いて、わたしと長男はドン引きです。
住んでいる家からここまで高速で3時間ほどかかる。
わたしは看護師として働いていて土日でもシフト勤務してる…
長男は受験を控えて土日は塾通い…
そう、ここが実家だよとパートナーに言われた時点で、田んぼと山しかなく、コンビニ1軒すらなく、
ヤバイって直感では感じていたのですが、
パートナーの実家はとんでもない田舎の集落だったのです
雑談で、出身地の話になったんですが、
わたしは○○県です。と答えたのに、
あちらは、わたしたちはどっちも○○(村の名前)よ！
と、もう○○県って以前の問題
ここで、もうこれはヤバイ。こんなところに嫁げないまじ無理。
となり、逃げるようにその日は帰りました
そしてパートナーに、文化が違いすぎる。無理。
同じ日本とすら思えない。
私たちは今後一生、週末は村に奉仕を強制されるとかマジ無理。
と散々文句を言い、結婚はなしで、と言いました。
パートナーはパートナーなりに親を説得しましたが、向こうはもう結婚したらそれが常識の世界線で生きてるので、全く話が通じない。
唯一妥協してくれたのは、
「村の住人だけを集めた結婚式はしなくてもいい。その代わり、わたしの名前、生年月日、連絡先、出身地、出身校、職業、親のことなどを事細かに書いた身上書をつけた引き出物を持って、パートナーとわたしと長男で各世帯に挨拶回りに行きなさい！」
と。
いや、村の世帯数80くらいあるんよね？1軒づつ？お祝い貰わないのに引き出物渡せ？
っていうかなんでわたしの個人情報を赤の他人に差し出す？は？
いくら考えても、何もかも受け入れられないwww
パートナーは本当に好きだし一緒に居たいけど、マジ無理ごめんwwww
と入籍はしませんでした。
事実婚という形で行こうとパートナーと決めて、司法書士さんに準婚姻契約書を作成してもらい、
姉妹2人は妊娠がわかってすぐに胎児認知して出産し、
住民票はお互い(未届)という形の事実婚を続けています。
長女が産まれてからは、初孫だったので喜んでくれてご両親との関係性は軟化し、
今は籍云々関係なくいい距離でお付き合い出来てます。
今年の新年の挨拶行ったら、
「息子が結婚して孫がおるのうちくらいやから、すごく羨ましがられるのよ！
ほら、あそこの長男も、あっちの長男も、あんたの同級生の○○君も独身だからね！」
ってパートナーの母が言ってましたが、
「だろーなー。誰がこんなとこ嫁に来るねん」
と思いながら無言で聞き流しておきました
村の決まりとやらの条件受け入れてまで入籍してたら、もうすでに絶対離婚してる自信しかないですからね。
事実婚を選択する理由はそれぞれにあって、でも夫婦が幸せならそれでいいじゃない。
って思ってもらえる社会になればいいなと思います
わたしは実際、とても幸せですし、
娘が大きくなって理由を聞かれてもありのまま説明しますし、
今はわたしの姓ですが、希望があるならパートナーの姓に変えてくれてもいいと思ってます
長々と読んでくださりありがとうございました