「9時までには仕事、終わらせよう。」って言って。

てきぱき。

バタバタ。

動き回るアタシ。


あの人は相変わらず。

淡々と。

黙々と。

仕事してる。


9時過ぎたころに。

どこに行っちゃったのか。

行方不明。

あのー。

アタシ。

結構片付いたから。

もう。

出られるんですけど。


電話。

「ハロー。」

「はろ~。
 終わった?」

「うん。
 どんな感じ?」

「もうちょっと。
 10分待って。」

「はーい。」


お。

age 27もまだいるじゃん。

めずらしい。

friday niteの9時に。

まだ。

ここにいるなんて。

「おつー。
 めずらしいじゃん。」

「いやいや。
 そっちのがめずらしいよ。」

「もー帰るよ。
 だって、friday niteだよ?」

やっぱりね。

そうだよね。

「もう終わり?
 ゴハン行こーぜー。」

「あー。
 約束してるんだよねー。」

「マジ?
 誰?
 みんなで行こうよ。
 こっちも何人かいるし。」

「うーん。
 ちょっと先輩に聞いてみてー。」

「え?
 あ、先輩と2人なの?」

「うん。」

なんてタイミング。

あの人。

やっと登場。

「先輩ー。
 これからみんなでゴハン行くんですけど。
 どうっすか?」

「あー。
 わりー。
 今日こいつと飯行くからー。
 またー。」

??????????

え?

二人で行くことを。

優先してくれるの?

みんなでは行かないの?

アタシとだけ、行ってくれるのね?


ねぇ。

本当に期待するよ?


age 27が。

こらえきれないニヤニヤ顔で。

アタシを見る。

今にも吹き出しそうなその顔で。

アタシを見る。

仕草で。

後で電話するって。

しなくていいし。


お願い。

今日は。

二人だけにして。

この幸せな時間を。

誰も。

邪魔しないで。

今日だけは。

この時間を。

独り占めさせて。