彼との思い出を抱きしめて過ごす日々
彼が作る檻の中で
思い出だけを抱きしめて過ごす
その思い出も
一個ずつ壊されて行く
今まで2人で積み上げてきたと思ってたのは
私の勘違い
私の独りよがりで
私が勝手に彼を好きだっただけ
だから
彼に取っては
そんなに大事でもなかったその思い出を
一個ずつ一個ずつ壊されて行く
思い出がなくなるには
思い出が多過ぎて
莫大な時間がかかるけど
いつか無かったことになるはずの思い出を
私は今はまだ大事に抱きしめてる
彼が作る
愛で満たされた檻から
私が出られるように
彼が思い出を壊してくれてる
そう思う事にする
私が私の力で
生きていけるように
いつか自分の力で
その檻から出られるように
彼とサレ妻が
私の大事な思い出を壊して行く