2001年のウィンブルドンのフェデラー対サンプラスの勝負である。
5連覇に挑むサンプラスに、19歳の新鋭・ロジャー・フェデラーが挑戦したのだ。
サーブ&ボレーの完成形のサンプラスに、恐るべき身体能力を持ったオールラウンダーのフェデラーが挑んだ。1セット目からタイブレークに突入する激戦。格下と見られていたフェデラーの予想外の善戦に喜ぶファン。
王者サンプラスも、本気になってフェデラーを叩きのめしにかかる。試合は、とうとうフルセットの5セット、ゲームカウント5-5まできた。
そして...
史上最強のテニスプレイヤー、ロジャー・フェデラーの出発点となった名勝負である。
ちなみに、この二人、ウィルソンのプロスタッフ85という同じラケットを使っているのだ。