一番の不良債権はJリーグのスタジアム
立憲共産党やれいわ新選組が反対しているマイナ保険証。
立憲共産党やれいわ新選組は
多くの不正データが確認されている
現行の健康保険証制度を維持しろという主張を続けています。
SNSでたまに見かけるそうした勢力の支持者と思われるお左翼様で
「国は信用できない!きっと悪用されるはずだ!」
的な主張でマイナ保険証に反対しているのをたまに見かけます。
現行の健康保険証制度も国が管理してるんですが……。
さて、昨日の記事にこういうコメントをいただきました。
>沖縄への補助金というとプロ野球の春先の練習のためにグラウンドやらスタジアムを作って無駄にしてる印象が強い。
>プロのチームが無いのに二万人や三万人収容のバカでかい県営野球場を作る県が多いが、こういうのもある種の公金チューチューだと思う。
税金の無駄というのなら税リーグとも揶揄されるJリーグの方が遙かに問題が大きいのですけどね。
シンプルにまとめますと……。
・選手の高い年俸を維持するためという理由でサッカーチームはほとんど費用負担をせず
試合観戦チケット収入の5~10%だけをスタジアム使用料として払うだけなので雀の涙
・Jリーグ側は「天然芝が最高!天然芝が良い!それ以外は認めない!」
という願望を最優先にしたスタジアム規定を作っているため
天然芝スタジアムであることが必須の条件になっている。
↓
・天然芝の養生のためJリーグの試合以外の日は基本貸し出し不可のため金が稼げない
・スタジアムの建設および維持コストは税金負担
Jリーグの試合なんて年38程度です。
でも天然芝の養生のために基本ほぼ貸し出しができません。
スタジアムの稼働率の悪さにどうやってもペイしないんです。
埼玉スタジアムの資料が以下にありますが、
天然芝スタジアムの稼働率の低さを誤魔化すために
「設営・芝メンテ(芝生のお手入れと養生)」
の94日間を稼働日に組み入れて稼働率を40%に見せています。
Jリーグのスタジアム規定では
一応「ハイブリッド芝も可」とはなっていますが、
そのハイブリッド芝の規定も
>※ハイブリッド芝 :ピッチ全体が天然芝と5%以下の人工芝とを組合わせたもの
となっており、要するに基本の天然芝以外ダメ!というところは変わっていないのです。
これが例えば人工芝のプロ野球で使われるハマスタこと横浜スタジアムの場合は
稼働率90%という稼働率で黒字を稼いでいます。
文科省が国内主要スタジアムの現状として
サッカースタジアムの収支などを調べた事があります。
平成26年度、札幌ドーム以外は全て赤字です。
ただし、当時の札幌ドームの黒字については
・日本ハムファイターズには球場レンタル費だけでなくいろいろ設備費用まで負担させている
・日本ハムファイターズがもたらした広告であろうと全て札幌ドーム側の収入
・芝のメンテコストを別計上したりしてコンサドーレの赤字部分を誤魔化している
という形で札幌市が数字をイジっていただけです。
日本ハムファイターズが出て行った現在は赤字が誤魔化せなくなっています。
Jリーグのスタジアム規定によって
Jリーグの試合以外は芝の養生のために
実質貸し出せない稼働率の低い赤字スタジアムになるわけです。
さて、ここからがJリーグのえぐさの真骨頂なのですが、
Jリーグにはライセンスというものがあるわけです。
そしてJ1~J3のそれぞれのライセンス規定を満たさないと
ライセンスが維持できなくなってチームの活動ができなくなります。
このライセンスの条件にはスタジアム規定も含まれています。
「スタジアム規定を満たし、かつ維持し続けられないのなら、そのチームは他所へ移転するか消滅するしかない」
という脅しをチームだけではなく自治体側にかける形になっています。
チームに移転や解散されたくなかったらわかってるだろうな?
税金バンバン出してスタジアムを維持しろ!
昇格に合わせてスタジアム規定がより厳しくなるんだから
もっと金を出して良いスタジアム作れ!
というような話になってしまうんですよね。
ホームスタジアムの老朽化がかねてより指摘されている湘南ベルマーレは
スタジアムの条件を満たすためのスタジアムを新設してねと
平塚市側に一方的におねだりして市長をキレさせています。
Jリーグ側もお金を負担しようとかいうのではなく
「建ててくれますよね」な姿勢のため平塚市長がキレました。
同じ事はブラウブリッツ秋田のスタジアム問題でも起きていまして、
秋田市の卸売市場建て替えにしれっと
ブラウブリッツ秋田のホームスタジアム新設を便乗させようとしています。
チームもJリーグ側も責任もお金も負担しないように
曖昧な姿勢をとり続けていることも含めて秋田県の佐竹知事が問題視しています。
巨額の建設費は税金で負担してね。
建設した後も必ず赤字になるから維持費も税金で負担してね。
こんな話を持ってこられたら簡単には了承できませんよ。
「スタジアム規定を満たさないのならライセンスが切れますよ?いいんですか!?」
で今までは自治体へのたかりを維持してきたと言っていいでしょう。
日本ハムファイターズが北広島へ移転し、
エスコンフィールドというホームスタジアムを持ち
初年度からがっつり黒字を出したこともあり、
税リーグと揶揄されるJリーグの税金依存体質との差が
よりはっきりと見せつけられる形になったと思います。
スタジアム規定を盾に脅す形で
税金で負担させる事を前提とするビジネスモデルのJリーグ。
そのお荷物ぶりがどうやったって目立ってしまいます。
加えて昇降格制度です。
Jリーグはプロ野球と違って2軍がありません。
こう書くとサッカー評論家とかがキレ散らかすのですが、
若手育成システムが欠落しています。
若手育成のシステムがない事はJリーグ側も気にしていて
サテライトリーグだのエリートリーグだの作りましたが、
赤字がさらに拡大するだけとなり現在は開催されていません。
昇降格があるためそれぞれのチームで若手を育成していくのではなく
そのチームの持てる全力をスタメンに起用することになるでしょう。
そして金が出せなければすぐに上のチームへ移籍される。
上の方のチームも有望株は海外に移籍。
最近ではJリーグを経ずに直接海外へ。
若手の育成をする余裕のない体制ではより海外へ行かれやすくなると思います。
おっと、長くなるので今回はこのへんにしときます。
スタジアムは営業が試合を持ってくるとか他への貸し出しなどで稼働率を上げることで収益化可能でしょう。
場所が悪すぎるとか条件面の問題があってうまくいかないケースもあります。
条件面がいくら良くても、Jリーグのためのスタジアムだけは別なのです。
これは確実に赤字となり一番の金食い虫となるでしょう。
さて、政治ブログなので政治の話に戻りましょうか。
立憲民主党の代表選挙はもうすぐ募集締め切りになると思いますが、
現代表である泉健太がこんな愚痴をポストしていました。
――
泉健太 立憲民主党代表 @izmkenta
どのベテランが誰を応援しようが構わない。ただ言いたい。
新代表に賭けることの繰り返しで総選挙に勝てるのか。
我々自身が問われている。
立憲民主党の皆は結束して「人へ 未来へ まっとうな政治へ」の政策を訴えようじゃないか!
https://www.fnn.jp/articles/-/753092
【速報】小沢氏は野田元首相を支持 立憲・代表選 意向を固め近く野田氏に伝達へ
――
泉健太は前回の立憲民主党代表選挙の際に
小沢一郎に票集めを依頼。
小沢一郎は幹事長ポストを条件に泉健太を勝たせました。
ところが泉健太は代表選に勝つと野田佳彦と岡田克也に面会して
「小沢は幹事長にしないほうがいい」
という言を引き出してメディアに記事にさせることで
小沢一郎との約束を反故にして小沢を無視するということをやりました。
当然ながら小沢一郎は激怒。
小沢一郎と彼の派閥は泉健太を敵視するようになりました。
泉健太は党内主流派である反日極左グループからは元から嫌われており、
選挙の際も泉健太はシカトされるなどかなり露骨に態度にも出されています。
そんな中で小沢派にも敵視され、
泉派だけでは推薦人が集められず
野田佳彦らの派閥しか寄る辺がなくなっています。
ところが野田佳彦が代表選出馬を決めたことで
泉健太は現在も推薦人20人が集まらずに困っています。
現代表が人望がなさすぎて推薦人が集められずに代表選に出られない。
そんな恥ずかしい話がほぼ確実になってきたことで
今回のような愚痴ポストになったのだろうと思います。
でも、
「泉健太が代表で選挙に勝てるのか?」
と聞かれたらほとんどの人は「勝てない」と自信を持って答えるでしょう。