15年前と全く同じ手口

最近、政権を取れると確信してか
調子に乗りまくっている泉健太のポストから。

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泉健太 立憲民主党代表@izmkenta
全国の農業者の皆様、
立憲民主党は中山間地域を含めた農家と農地を守り、食料自給率の向上を目指します。
酪農や畜産も、規模拡大や効率のみを求めるのではなく、多様な担い手を支援します。

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2009年に政権を取るときの民主党は
各業界団体を回ってバラマキをチラつかせて票を奪っていきました。

それで出来た民主党政権はといえば、
民主党口蹄疫災害で畜産に大災害を与え、
農家戸別所得補償で飼料用米を雑に作っていれば補助金で儲かるバラマキを行いつつ、
その財源として農地改良予算や鳥獣対策費などを潰しました。

これは日本の米作農家は7割が零細農家という事で
零細にばらまいた方が票になるという事情からそのような設計にしたのでしょう。

結果として品質の高い競争力の高い米を作ろうとする農家や
農地集約化で大規模化をすすめていた農家は割を食いました。

民主党政権のバラマキが
飼料用米を適当に作った方が儲かる
という制度になってしまっていたからです。

日本の稲作はかなり研究されているので
品質に拘らなければそれなりの収量を確保できてしまうのです。

これにより農地集約化どころか
零細農家は土地を貸し出さなくなり、
すでに貸していた農地の貸し剥がしがそこかしこで発生して問題化しました。

また、補助金目当ての米の生産が増える事で米価の下落も発生。

民主党政権の失政によって
米価下落、
そこに補助金が出ているのだからと大手流通による買いたたき、
(そういやイオンさんもこれで名前が挙がってましたっけね)
農地の貸し剥がし、貸し渋りなどが積み重なって農政は混乱しました。

これに業を煮やした地方議会から
直接この民主党の農政の失敗を根本的に見直せとの意見書まで出されていました。

意見書案と採決状況(平成22年9月第17号)

意見書案と採決状況(平成22年9月第17号) / 佐賀県議会TOP / 佐賀県

www.pref.saga.lg.jp

でもまともに仕事もしたこともなければ、
マスゴミに甘やかされ続けて
勉強せず遊んで暮らしてきた連中です。

まともな制度設計などできようはずがありません。

民主党政権は政治主導をアピールするために
真っ先に事務次官会議を廃止していました。

そのうえ、政務三役会議の議事録や
議事メモを取られたりしないようにするため
政務三役会議から事務官を閉め出す
などということもやっていました。

結果として現場を知らない仕事ができない
民主党議員だけが集まった会議で話を決め、
それを一方的に官僚に下ろすだけとなりました。
まともな案がでないため改善もできない状態に陥っていました。

民主党政権が外交、内政、全てで失敗した理由の一つと言っていいでしょう。

民主党が下野した後に大反省会なるものを行いましたが、
結論は
「国民がー」「ジミンガー」「メディアガー」
と責任転嫁だけで終わりました。

失敗には失敗に至る原因があります。
それを分析して受け止めなければほぼ成長はないと思います。

ところが細川連立政権で失敗し、
自社さ政権でも能力の無さを見せつけてしまった人達が
結集し、民主党という看板を変えました。

自社さ連立や細川内閣を想起させる可能性のある
村山富市や武村正義などのビッグネームに対しては合流を拒否しました。

こうして旧社会党などの左翼政党に
自社さ連立時や細川内閣時の悪いイメージを合流させないことで
社民などに押しつけて民主党は政権を取りました。

そうして細川連立政権から15年後。
マスゴミの全面的なバックアップ、露骨なダブルスタンダード放送に支えられ
民主党は政権を取る事に成功しました。

この彼らの成功体験は
「看板を変えれば有権者はバカなのでいくらでも騙せる」
という彼らの考えをより強固なものとしたと思います。

悪夢の民主党政権でこれでもかと失政を重ね、
再び自民党に政権を取り返され民主党は下野しました。

下野したものの直近の悪夢の民主党政権を覚えている人が多く、
民主党は選挙で議席を取り返すことができず低迷を続けました。

そこで出てきたのが
「党の名前を変えて都合の悪い過去を無かったことにする」
でした。
ちょうど台湾の選挙で民進党が勝ったこともあり、
民主党は民進党へと看板を掛け替えました。

民進党へ看板を掛け替えた時の話については別の機会にでも取り上げます。

民進党では岡田克也ら執行部が
土井たか子以来の女性野党第一党代表という話題性を狙って
蓮舫を党代表に据えました。

党代表に据える直前から二重国籍問題が発覚していた蓮舫を
世間の批判も党内の批判も無視して代表にしたことで
かえって支持を落とす結果になったあたり、
人の話は聞く耳を持たない岡田克也だなと思います。

民主党政権時代もそれで失敗をくり返していたのに……。

結局、民進党では支持率がさらに低下。

これに危機感を覚えた民進党所属議員達は
小池百合子が国政への野望のために立ち上げたばかりの希望の党に目を付けます。

小池百合子をメディアが持ち上げていたこともあり
希望の党は2017年に作られたばかりで中身がないのに
選挙をしたら政権獲得間違いなしというほどの勢いでした。

民進党は議員総会を開いて
衆議院側の民進党議員全員が希望の党への入党届を出して
希望の党の看板で政権奪取だと
所属議員全員の賛成でこの看板掛け替え案を決定します。

政権交代だ!また権力を握れるぞ!と
民進党の議員達全員が大いに盛り上がりました。

かつての民主党への看板掛け替えの経緯を
当時国会議員の1人として見て覚えていた小池百合子は
仕上げとして菅直人などの民主党政権で目立った大物の希望の党への合流を拒否する手へと出ました。

民主党結成時に武村正義らの合流を拒否して
失敗した細川政権等とは関係ない政党を装ったのと同じ手口です。

しかしながら民主党結党時と違いSNSが普及していました。

悪夢の民主党政権の連中が
希望の党に移籍して看板を偽装しつつ、
希望の党を内側から乗っ取るつもりであることが拡散されました。

もう政権を取ったつもりになって調子に乗っていたこともあり、
有田芳生などに至っては希望の党への合流は
希望の党を内側から乗っ取る事が目的である事を示唆するツイートをするなどしていたことも大きいでしょう。

気をつけよう、希望の党は民主党。

希望の党が民主党が看板を掛け替えただけの物になったことから
期待値だけで盛り上がっていた希望の党の支持率は急落。

マスゴミは「小池が(菅直人らの)排除の論理を掲げた事が原因だ」
ということにしていますが、
どう考えても希望の党≒民主党と知れ渡ったことによるものだと思います。

そうして政権奪取どころか2017年の総選挙では再び惨敗。

その後、希望の党から立憲民主党へと多くが合流し、
また希望の党は予定通り内側から民主党の連中が乗っ取り実権を掌握。
その後大部分が立憲民主党へと合流しました。

細川内閣から15年。
細川内閣で失敗した連中が看板を掛け替えて政権を取りました。
このとき、数々の汚職事件などで議員や関係者に問題が出ていましたが、
マスゴミ側はお得意の報じない自由や露骨なダブスタで守り続けました。

そんな悪夢の民主党政権から15年。
民主党から看板を掛け替えただけの連中が、
2009年の時と同じくマスゴミの全面的なバックアップによって
再び政権を取れると勢いづいています。
おまけに
「自民にお灸を!」「政権交代で思い知らせてやろう」
など、マスゴミの極端な偏向報道による世論の煽り方まで同じです。

特に日頃からテレビを付けっぱなしにして
ぼーっとテレビを鵜呑みにしている人達は
なんでも他人事なので
自分達が悪夢の民主党政権を作った当事者だという意識すらないでしょう。

特に日本はテレビ、新聞、ラジオという縦糸を
クロスオーナーシップによって同一グループが握り、
横は電波の独占や記者クラブによる談合によって
情報を支配する体制が確立されてきました。

民主主義において非常に重要な
有権者が判断するための
客観的な情報を得させない体制となっています。

日本のマスゴミは日本の民主主義を破壊し続けてきた日本の敵だと言って間違いないでしょう。

その日本のマスゴミが応援し続けている連中をよく見て下さい。
ただ誹謗中傷をくり返しているだけ。
何でも反対、審議拒否。
まともに仕事をしてきたことさえありません。

民主主義というのはクソの中から少しでもマシなクソを選ぶ作業です。

「お灸を据えてやろう」「お試しに政権交代させればいい」
などと一時のストレス解消等で候補者を選ぶものだと
マスゴミにそそのかされた結果。

小沢一郎をして政権担当能力は無いと太鼓判を押されていた連中
クソの中からワーストを選んだ結果が悪夢の民主党政権でした。

日本国民はバカなので時間が経てば忘れてまた同じ手で騙せる。
マスゴミと立憲民主党にそう見られているのが現状でしょう。

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15年前と全く同じ手口