膨張する中国のEVバブル 崩壊に身構える米欧、無税を狙いメキシコでの生産検討も…100%関税と息巻くトランプ氏 [5/3]



0001仮面ウニダー ★
垢版 | 栗砲
2024/05/03(金) 12:53:44.03ID:Hlfp56FX
不動産バブル崩壊不況下の中国では電気自動車(EV)バブルが膨張し、はじけそうな情勢だ。
EV製造にはすでに50社以上が参入したが、工場の稼働率は平均で5割程度だとみられている。
過剰生産のはけ口を海外に求めているが、米欧は高関税などで輸入制限を強化している。
輸出増が頭打ちになると中国各地の空き地は売れないEVで埋め尽くされかねない。

EV生産能力の膨張は、新産業分野で世界の覇者になろうとする習近平政権の野望による。
同政権はプラグイン・ハイブリッド車(PHEV)とEV車を「新エネルギー車」と定義し、高額の購入補助金を支給し、
企業にも研究開発などを補助してきた。EV生産は2020年に96万台だったのが23年には622万台と急増した。
中国乗用車市場に占めるEVのシェアはそれぞれ4・8%、23・9%だが、昨年後半からは伸びが止まった。
政府の購入補助が22年末に打ち切られたためだ。慌てた習政権はこの4月24日から年末までの期間に限定して、
ガソリン車など旧型乗用車から新エネルギー車に買い替える場合、1台につき1万元(約22万円)の補助金を支給することにした。
以前の購入補助はEV6万元(約132万円)、PHEV5万元(約110万円)だったのと比べてかなり見劣りするが、
急場しのぎだ。

何しろ、中国の新エネ車(EV、PHEV)の生産計画を合計すると2025年には3000万台以上にもなりそうなのだ。
今年3月までの12カ月間の合計生産台数は947万台なので、2000万台を優に超える生産余剰が見込まれる。
気の遠くなるような生産能力膨張である。

思い出したのが、毛沢東時代の大躍進政策(1958年5月~61年1月)だ。鉄鋼生産で英国を抜くという大号令のもと、
鍬(くわ)など農機具などの鉄製品がことごとく供出され、各地に建設された粗末な溶鉱炉で溶かされて、
生み出された粗鋼はぼろぼろで使いものにならなかったばかりではない。
農業生産は極端にまで落ち込み、3000万人とも言われる餓死者を出した。

生産増強路線は毛沢東を讃える習近平党総書記・国家主席にも受け継がれている。
習氏は『質の高い発展』『新たな質の生産力』との大号令をかけている。
質とはEV、太陽電池、人工知能、半導体などで、要は新たな技術の製品をどんどんつくれということになる。
地方政府を仕切る党幹部は一斉に、習氏の指令に呼応し、まさに猫も杓子(しゃくし)もEVと名のつくメーカーを誘致し、
投資と生産増強を競う。

これに対し、警戒を強めているのが米欧だ。何しろ、中国製EVの価格は安い。
中国のEV平均輸出価格は1台当たり2・7万ドル(約424万円)で、EVが爆発的に普及する水準とみられる
3万ドル(約471万円)を大幅に下回っている。
中国EV最大手のBYDは車の対米輸出が無税になりうるメキシコでのEV生産を検討中だ。

秋の選挙で復権を狙うトランプ前米大統領はメキシコ経由EVに100%関税をかけると息巻く。
バイデン大統領も「国家安全保障上のリスクになる」と懸念を表明している。 
田村秀男(産経新聞特別記者)

2024.5/3 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20240503-MT7PRTU7GRNSVNWX4366CZJC6E/
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1714708424/-100

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垢版 | 栗砲
2024/05/03(金) 13:00:35.56ID:lxxuSenL
ハイブリッド作れる日本がEVで置いていかれるみたいな風潮作ってたのは何だったんだろう