目黒区はとりあえずセーフだった模様

まずは昨日投開票のあった目黒区長選挙の結果から。

青木 英二25,439
伊藤 ゆう20,369
西崎 つばさ19,132
河野 陽子12,149
たきした 隆行3,953

6期目を目指した現職の青木英二候補が当選しました。

都民ファーストの会が力を入れていた伊藤ゆうが落選しました。
これは素直に良いことだったと言っていいと思います。

暇空茜氏の住民監査請求について

「申し立てのありましたcolaboの会計報告につきまして……
えーっと、我々監査事務局が指摘されたcolaboの会計報告とは別に表3を作りました。
この表3に基づけば問題ありません。あと領収書の提示も不要です。」

というめちゃくちゃな監査を主査として主導したのが伊藤ゆうです。

「監査事務局が監査請求対象を守るために問題が指摘された表を無視して別の表を作ってごまかす」

この無茶苦茶さを指摘するメディアはありませんでした。

民間企業が自社に監査室を設置して、
監査請求に対して
「これまでの表だと説明が付かないので新たに別の表を作りました!これに基づけば問題ありません。あと領収書も不要と決めたので提示しません」
とやって通用すると思いますか?

伊藤ゆうはそういうことを主導した人物だと言っていいでしょう。

落選して本当によかったと思います。

ちなみに暇空茜氏が起こしている訴訟では
東京都側は監査事務局のこの主張を根拠に反論していますが、
「後から作った表は認めません。あと領収書出しなさい」
と裁判所に完全に却下されています。

公金チューチュー側を守りたい日本のマスゴミはこのことを全く報じません。

さて、川勝平太の辞職に伴う静岡県知事選挙は
元副知事の大村慎一と、
鈴木修の下僕として浜松市長を4期やっていた鈴木康友の一騎打ちになるようです。

選挙の争点は鈴木修支配から脱却するかしないかだと言えます。

川勝のやり方はあまりに評判が悪いため、
鈴木康友は選挙で票が逃げないようにするためでしょう。
リニア推進と言っています。

ですが、
「大井川の水量減少や自然環境への影響を考えて課題がクリアになれば着工を認める」
という条件を大前提としてリニア推進と言っているだけです。

これは川勝平太のときの主張と全く同じです。

ですのでリニア推進ではなく
「川勝平太と同じく、鈴木修の傀儡として川勝の後継路線を採る」
と言っているのだと理解したほうがいいでしょう。

また、鈴木康友が民主党の国会議員だったときに
再エネ利権に積極的に走っていたことは有名です。
大樹総研を民主党に引き込んだ1人と言われています。

大樹総研の矢島義也とは細野豪志と同じく非常に強い関係があるようです。

なお細野豪志はその後、二階派客分として入ってしれっと自民入りしましたが、
これは二階俊博が利権と派閥の拡大のために
何度も使ってきた「表から入れない人を二階から侵入させる」手口です。

自民党側の大樹総研と近いのは再エネ議連(河野太郎、小泉進次郎、柴山昌彦)らです。

その再エネ議連の事務局長の秋本真利は逮捕され、
大樹総研の強制捜査も行われ、
その再エネ利権に便乗していた三浦瑠麗の旦那の三浦清志も逮捕。

そして先日は二階俊博が次の選挙には出ず引退の方針を明らかにしています。

二階俊博はこの再エネ議連らの実質的後ろ盾にもなっていた存在です。
ですので与党側の再エネ利権議連は今ボロボロになっています。

このブログで何度か取り上げているように、
麻生と岸田で
「国産の再生可能エネルギーを推進する議員連盟」が
昨年2月に立ち上げられました。

この発足前後当たりから
日本のお金を中共の利益に還元させる形を進めてきた
河野・小泉・芝山らの再エネ議連と
そこに繋がる面々には次々に不祥事が発覚している状態です。

そんな中であの国家電網公司の透かし発覚も起きました。

河野太郎が孫正義の自然エネルギー財団に便宜を計り続けて、
中国共産党が日本のエネルギー安全保障を握る。
そんな政策を進めようとしている事が知られる事になったのは大きいと思います。

売国再エネ議連vs国産再エネ議連
この暗闘があるのだと考えるべきでしょう。

保守を自称する界隈でも
頭に血の上ったまま思考停止している人が少なくないと思います。
なんでもかんでも「キシダガー!」しているのをよく見かけるからです。

河野太郎の自身で設置した私的諮問機関である
再エネタスクフォースに中共の手先疑惑が出た事について
岸田総理が「河野大臣が適切に判断するだろう」
と答弁した事を批判している人がいます。

これはさすがに慌て過ぎと言わざるをえません。

河野太郎の再エネタスクフォースは
一切の法的根拠を持たない私的諮問機関です。

したがって総理が直接的にどうこうできません。

また今回の件で簡単に河野太郎を更迭しようものなら、
国会で河野太郎を追及しようとする議員が出てきても
河野太郎を国会の場に呼び出す事ができなくなります。

これが閣僚であれば質問があるからと出席要求されたら拒否できません。

ですので岸田が売国再エネ議連を止めるのならば
その中心人物であろう河野太郎を常に閣僚として置いておきながら、
閣僚なんだから自分で説明責任を果たすだろうと突き放して置いておくことは
けして悪い事ではありません。

むしろこれで問題なのは
立憲も維新も再エネ議連に近い立場にいて
河野太郎をろくに追及しないことです。

国民民主党だけは国会で問題を質問していますが、
調査不足なのか加減しているのかぬるいと言わざるをえません。

国家電網公司の透かしバレ問題によって
河野太郎と自然エネルギー財団の
極めて不自然な関係が多くの人に疑われるところとなりました。

河野太郎の売国利権推進について
誰もが疑問を抱く材料が出た事は非常に大きいです。

これによって菅義偉内閣時代に決めた
間違ったエネルギー基本計画などを見直すための、
最大の障害である河野太郎が身動きが取れなくなっているのですから。

だからこそ岸田総理はエネルギー基本計画を見直す事を決定できたのです。

国会質問に引きずり出すことが出来る
大臣の立場に河野太郎を置いておく方が
下手に罷免して水面下で勝手に動き回れる状態にするよりはマシだと思います。

ちょっと話は逸れますが、
かつて民主党政権時代に民主党の支持率は
マスゴミが報じる以上に悪化していて、
解散総選挙になれば民主党下野確実な情勢となった時に
自身がキングメーカーとして権力を握ろうと動いたろくでなしがいます。
古賀誠です。

古賀誠の企みは石原伸晃のあまりのアホさによって
安倍晋三が総裁選で逆転勝ちをすることで失敗に終わりました。

ですが古賀誠は諦めていませんでした。

そこで今度は岸田が総理で多忙な間に
林芳正を神輿に岸田派を乗っ取ろうという動きを見せていました。

林芳正もこれを利用して自身が総理になろうという野望を隠しませんでした。

そこで岸田総理が採った手が
林芳正を多忙な外務大臣のポストに置くことで
余計な動きができないようにすることでした。

プライベートで何度も中国を往復している
党内の媚中派のトップでもあった林芳正は
中国共産党へ配慮しながら立ち回らなければならず、
また米国からは中共の手下と見なされて
外交相手とされなかったこともあり、
林芳正を外務大臣にしているうちに
林芳正のメッキがボロボロ剥げていって
次期総裁有力候補なんて話は全く聞かなくなりました。

すると岸田総理は林芳正を上川陽子に交代させました。

すっかり期待を失った林芳正は現在全く巻き返せるようなネタも出てきません。

こうした過去の事から考えても、
岸田総理が河野太郎をあえて更迭しないでいるのは
再エネ関係で河野太郎問題が発覚して身動きが取れなくなっているからこそだと思います。

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目黒区はとりあえずセーフだった模様