会田誠展

レポふたつめ。

会田誠展 天才でごめんなさい @森美術館

オーディション後に寄り道♪

不思議ワールドでした！

全体の感想としては、使う材質や表現方法が独特でとても面白かったです。そして、スピード感というか力強さと躍動感があって素晴らしかったです！

たくさんの作品の中では

●火炎緑雑草図

→木彫りの額が素敵！

●ヴィトン

→農家のおじいちゃんが畑に埋まっているヴィトンのモノグラムバッグを引っこ抜きながら「ヴィトンが豊作じゃー」と叫んでいる絵。

題材も面白いけど、おじいちゃんの表情が味があって好きです

●切腹女子高生

→題のとおり。複数の女子高生がハラキリしてます

ホログラムを使って背景をキラキラさせていたり、昔の浮世絵みたいな文字が使われていたり。今時と古風、女子高生と残虐性という結びつかなさそうなものを一枚に表現しているのが面白かったです。

●美しい旗

→戦争ものの屏風絵。

力強い動きと表情が素敵でした。

紐育空爆之図

→空襲の様子を描いたもの。

こちらもホログラム使用。戦闘機は直接描くのではなく、プリントしたものを貼っているようでした。面白い。戦闘機が目立つし、背景に対して奥行きが生まれているように感じました。

●新宿御苑大改造計画

→会田さんの考える改造計画の提案が黒板にチョークで文字と絵でビッシリ書かれていました。

思考を辿っていけるのが面白かった！

山の高低差をチョークでうまく表現していてすごい。

●書道教室

→一見普通の書道。しかし、文字の部分は黒いカッティングシートを毛筆字体にカットしたもの。素材の使い方が面白いと思った！

●灰色の山

→無数のサラリーマンの死体？とオフィス用品(イスやデスクなど)がゴミの埋めたて地のような場所にうず高く積まれている絵。

細かい。とにかく細かい！何千人も描かれている感じ。すごいです。特に説明書きはなかったのですが、家族からも毛嫌いされたうえに過労死したか自殺したサラリーマンたちが行き場もなく積まれているように見えて切なくなりました。

●ミキサー

→裸の少女たちがミキサーで粉々になっている絵…

これも細かくて目を奪われました。少女たちが消費されている様を表しているようでこれまた切なくなりました

展覧会を見終わった後、展望台チケットもセットだったのでせっかくだから行ってみました。

ひとりでちょっと虚しくなっちゃったけど（笑）綺麗でした

ずっと眺めていると基盤みたいに見えてくるのは私だけ…？（笑）

バーやカフェもあったのでいつか利用してみたいです。

次はミュシャ展に行きたいなー