家族だけで七回忌をしました


まだまだ先だと思ってた…


三回忌を終えた時は


もっと先に進んでる自分を想像してた


哀しみのどん底の中で何度も聞いたあのお経


久しぶりに聞いたお坊さんの声に


私だけが取り残されたような…


そんな感覚でした


父と兄とその嫁


きっと私が毎日お母さんを想っていて


お母さんを想ってまだ泣く日もあることは


知らないだろう


時はどんどん流れていく


おばあちゃんっ子だった甥っ子はもう17歳


5歳だった長女も5年生に…


お母さん


お母さんがいたらどんな話をしていたかな


いつも家族の中心にいて


賑やかでキラキラしてたあの頃が


懐かしい…


お母さんが亡くなった日から


私は私じゃくなった


心の底から抱いていた安心感は


何年経っても抱けない


時間が解決するものではない


もう…あの頃の自分に戻る事なんてできない


お母さんやっぱり寂しいよ


弱音を吐けるこの場所があってよかった


遺されたものは


生きていくしかない


前を向いてばかりもいられない


こうやって何年経っても立ち止まる時はある


きっと見ててくれてるから


きっと届いてるから