母がずっと眠っている間、
父と兄が交代で付き添いました
呼びかけもずっと眠ったまま
5日ほど経った朝

「○○?(私の兄の名前)」
「よく寝たー…」

と言って目を覚ましたそうです。

私は、
早く早く母に会いたくて
急いで支度をして
娘二人を連れて
病院へ向かいました

嬉しくて
何から話したか
よく覚えていません
きっと、孫の顔を1番に見せて、
それから…
よく寝たね、5日も寝てたよ!
と話しかけたと思います。

母は…

「あ〜抗がん剤がまた延びたね。」
と、言いました…

私は
ドキッとしました。
母は、余命宣告を忘れている??

何と答えたらいいかわからず
私も
そうだね〜
でも疲れてたからよく眠れて良かったね!

と言ったと思います…


それからの日々は
思い出すと苦しくなるくらい
現実と思えない辛さでした