2015.4月
母が初めて高熱を出しました。
検査の結果は、インフルエンザでした。
春休みの帰省中。
母と子ども達はせっかく帰ったのに一緒に遊べないのをとても残念がっていました。
母はよく子ども達と遊んでくれました。
もちろん私が幼い頃も本当によく遊んでくれました。子ども達もそんなおばあちゃんの事が大好きでした。
お母さんが熱出すなんて珍しい…
結局、春休みはお母さんは別室で過ごし…
娘たちに
「遊べなくてごめんねぇ、また夏休みね!」
と声をかけ、部屋の中から笑顔でバイバイしている姿がとても印象的でした。
私達が家に戻りまた1週間くらいして高熱を出しました。
え?また??インフルの熱下がったのに…
病院では、インフルエンザのぶり返しだと言われたそうです。
その後すぐ熱が下がるも、なんか怠いな〜腰も痛くてね…
と言ってたので、念のため消化器科を受診するよう話をしていた矢先、
また高熱…
黄疸も出ていて、父が急いで病院へ連れて行ったら、胆管炎をおこしていました。
色々処置をしてもらい、検査した結果、
おそらく胆管癌、もしくは膵臓癌だろう…癌と断定もできないとても判断が難しい場所に何かがある、と言われました。
忘れもしない、休みの日
子どもとママ友と公園で楽しく遊んでいた時の父からの電話。
「検査結果出たよ。お母さん、癌かもしれない。」
え?お母さんが、癌…
目の前の映像が一瞬でスローになり、音が段々と消えていく感覚…
うそだ
うそだ
うそだ
夢だ
夢だ
その日から私は、この現実が夢であることを毎朝願いながら目覚める。