自死遺族となって、数年たつあなたへ
自死遺族となって、10年以上もたつのに
哀しみの底に落ちたことがありました。
自死後何年もたったのに、
突然思い出して辛くなる。
(でも自分を責めないでくださいね)
今日はそんなお話しです。
私の夫はアルコール依存症でした。
後から思えばですが結婚前にも素因はありました。
でもその時はわからなかったですね。
治療に行くまで、行ってからも大変でした。
本人も家族もです。
でもなんとか治療のかいあって、お酒を断つことができました。
断酒の会に入り、サポートを受けていたのは、心の支えになったようです。
その会から帰った時は、とてもいい表情をしていました。
嬉しかったですね~
穏やかになって、もとの夫に戻ったようで!
でも仕事をしながらは無理と、
そのうちに通っていた断酒の会をやめ
ストレスを抱えるようになりました。
自分の殻に入るようになり
お金のトラブルも出てきて
話を聞こうとしても答えてもらえず、
喧嘩をしては何ヶ月も口をきかないわけで
それも何度もです。
やがて家庭内別居状態になりました。
子供が可愛そうでしたね、
お互いの顔を見て暮らすわけですから。
子供は父親のことが大好きでしたし
とても離婚はしたくなかったのでした。
でも家庭内別居から、別居
そして離婚の話へとなりました。
この話し合いをするうち、
夫は無職となりました。
無職となり、
やがて失業保険もなくなります。
そうすると当然ながら
生活費がないわけですね。
私は距離を置きたかったので、
近くに夫の姉もいたし
何か手立てもあるだろう。
心配しながらも積極的には触れないようにしていました。
うつではないかと病院は勧めました。
アルコール依存症でかかっていた病院がありましたから、そこに行けば、、と。
手放してしまったんですよね。
ある日別居の夫を訪ねていった時、
台所で立ちながらおにぎりを食べていました。
多分冷凍おにぎりを、
食べていたというよりも、
むしろ口の中に
押し込んでいたような感じです。
その光景が記憶に残っていて
時々思い出すわけです、
ふとした時に。
思い出すと同時に心が痛くなるのです。
そしてどうしてもう少し
優しくなかったのだろうと
突然胸の底から
ぐぐっと〜込み上げてきて
哀しみに襲われてしまうのでした。
「楽しかった家庭が、
どうして夫が
どうしてこうなったのか
どうして。。」
ぐるぐると考えて
動けなくなりました。
気持ちの持っていきようがなかったです。
もと夫の自死後からもう何年も経っていて
前よりは気持ちがいくらか、
変わってきていたのに
いくらか回復していると思えたのに
笑えるようになったのに
ふとした時に夫の想いが出てきては
哀しくて
苦しくて
自分の気持ちなのに
自分の気持ちがどうにもできなくて
気持ちが落ちました。
気持ちを抑えようとすると
余計に辛くもなります。
楽しい思い出もあったはずなのに
思い出せなくなっていて
それがまたしんどい。
大切な家族の想いだから
哀しいものです。
なくすものでもない。
ずっと哀しみとともに生きていくものです。
自分を責めてしまうのも仕方がないものです。
そこには大切な方への想い、愛があるから。
辛かったね
大変だったね。
そっと自分の気持ちに寄り添うように
自分を抱きしめるように
そっと話し掛けてみてください。
年月が経っても
哀しみさんはやはり身体に残っています
愛する大切な方の想いですから。
どんな感情もあなたに
わかって欲しくてやってくるのですよね。
悪者にしないで
ただほんとに哀しかったと。
どうぞ、自分に優しく
してあげてください。
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