70代からのウィズブログ! 

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何を書くかは、その日見つけた好奇心&やる気次第。

Slowになった体力・知力・想像力を少しでも長くキープできればな~、が思いです。

はてさて、どこまで・・・どこまで・・・ 続けられるやら。

安楽寺仁王門 & 軍荼利明王堂(右奥)

 

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 [成木山愛染院・安楽寺]

 

和銅年間(708~714)僧行基が諸国巡錫の途次、山上のクスノキの巨木が鳴動し光を発した。

その光の中に軍茶利の形を見て、この木を伐り、一丈二尺(3.6m)の軍荼利明王を彫りあげ一堂に安置したのが、安楽寺の基という。樟木が鳴ったので、鳴木(なりき)すなわち成木山と号したという。

 

コーヒー

 

果たして 現在の「軍荼利(ぐんだり)明王堂」が その一堂であったのか

 

 

 

 

安楽寺本堂より手前に位置する [仁王門&軍荼利明王堂]

 

実は

 

安楽寺参詣の主目的は 仁王様の拝観であった

 

 

 

 

 

 

参詣順序が 本堂優先となり 前後してしまったが

 

 

今回 仁王像エリアを参詣したその様子を チョイご紹介

 

 

恐竜くん

 

 

まずは

 

 

安楽寺本堂と軍荼利明王堂との 位置関係を ご覧いただこう

 

 

 

[➀参道入口 ➡ ②仁王門・軍荼利明王堂 ➡ ③安楽寺本堂]へ]

 

が スタンダードな参詣順路

 

(google地図より)

 

 

 

➀参道入口 = 「安楽寺通り」へ入る

 

 

 

「成木山安楽寺御参道」の標柱   &   「安楽寺通り」の標柱

 

 

 

参道を進んで行くと まず ②仁王門(山門)が目の前に

 更に

仁王門左手の安楽寺通りを 約200m上ったところに ③本堂エリア

 

 

 

 

 

さくらんぼ 馬 ここからは ②仁王門エリアの 参詣となる 馬 さくらんぼ

 

(仁王門エリアの拡大マップ)

 

 

 

 

仁王門の正面へ goodフォルムだ

 

昭和57~59年(1982~1984)修復という

 

 

 

 

仁王門の 右サイドフェース

 

 

 

 

 

仁王像が オープン安置であった 拝観にgood!

 

 

 

 

コーヒー  龍  コーヒー

 

 

 

さて ここの仁王像は 東京都指定有形文化財

 

ところが どうもネーミングが オモシロイ 珍しい

 

 

[木造金剛力士立像吽形] & [木造伝金剛力士立像]とある

 

よく読むと 対をなすべき 右像に阿形名がついていない

 

宇宙人くん

 

そういわれれば 左方・吽形像は よく拝観する仁王像スタイルで 納得するが

 

右方の像は 仁王像(=金剛力士像)には どうしても見えない

 

 

木造金剛力士立像吽形(像高・211.2㎝)    木造金剛力士立像(像高・189.7㎝)

 

 

 

結局のところ

 

吽形と対をなす  本来の阿形像が  何らかの理由で失われ

 

他所から起用された ピンチヒッターの可能性が高いらしい

 

コーヒー

 

背後から見た 光背らしきものも 左右が対の像とは思えない作風であった

 

   

 

 

 

材質は両像とも カツラ & 一木造

 

表情や動作 & 筋肉の表現は 穏やかな感じ

 

という印象は 平安時代後期の作風とのこと

 

 

 

 

 

 

この二体も 木造ゆえ 今迄幾多の損傷修復作業があったかと

 

現在の姿は 昭和57~59年にかけて 仁王門同様に 修復作業が行われ 一新したという

 

 

 

 

おじいちゃん  コーヒー  おじいちゃん

 

 

平安時代後期の作と 知ったせいか 

 

 

なんとなく柔和な & 素朴な & 親近感を抱けた 仁王様であった

 

 

 

 

 

 

 

次に 仁王門をくぐり [軍荼利明王堂]

 

 

ふんわり風船ハート

 

 

ご本尊・軍荼利明王立像は 堂内奥の厨子中に安置されていて

 

毎年8月14日に ご開帳とのこと

 

丸レッド

 

従って 今回は 堂宇のみ

 

お願い

 

 

                         

 

それにしても 窓がない堂宇かな

 

 

 

******** ベル  *******

 

❖ 軍荼利明王について

軍荼利明王は、悪鬼などの外敵、特に 善事を邪魔する者から 人々を守り、

 

さまざまな障害を取り除いてくれる 密教の仏様

軍荼利は 梵語の「グンダリー」の音訳と云われ、「とぐろを巻いている」

 

という意味。

 

軍荼利明王像には、手や足に蛇を巻きつけている像も多く見られる。

 

安楽寺の[木造軍荼利明王立像] 鎌倉時代の像と推定されている

安楽寺軍荼利明王堂等 | 文化財工学研究所 (bunkouken.com)より

全解体修理 平成8(1996)年度竣工

 

 

安楽寺の[木造軍荼利明王立像]

OMEnavi 青梅資料館 (wakwak.com)より

 

 

 

 

 

 

 

真顔

 

 

軍荼利明王堂 向って左エリアに 遊水池(?)あり

 

遊水池の祠は おそらくは「弁天社」

 

弁天社&仁王門(裏)

 

 

 

その遊水池近くの北側に 「倶利伽羅不動」が

 

遊水池&倶利伽羅不動(右隅)

 

 

軍荼利明王リンクであろうか

 

 

 

安楽寺の[倶利伽羅不動]なり

 

 

 

******** ベル  *******

 

❖ 倶利迦羅(くりから)不動明王=「倶利迦羅竜王」

不動明王の化身としての竜王。形像は、岩上で火炎に包まれた黒竜が剣に巻きついて、それをのもうとするさまに表される。

 

剣は外道 (げどう) の智、竜は不動明王の智を表したものという。

 

倶利迦羅明王。倶利迦羅不動明王。倶利伽羅。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

軍荼利明王堂の裏手 石段を上った小高い所に

 

これまた 小さな祠らしきものが 目に入った

 

  

 

 

 

 

近づいてみると

 

中には 石造の「お犬様」が一体 鎮座し

 

 

 

 

傍らの壁面には 朱色の「お犬様絵馬」が2枚あり

 

絵馬からは 「狼さま」がイメージされた

 

  

 

 

 

考えるに 当地も

 

[狼(お犬様)信仰]が 盛んだったのだろう・・・かと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後のフォトは 仁王門の右サイドに 鎮座する

 

[成木神社]・・・由来等は?

 

 

 

 

 

 

 

 

( ^ω^) ###  FIN  ### ( ^ω^)

 

 

 

 

成木神社サイドで 目に留まった 参道らしき石標・・・

 

 

台風