落語で、<饅頭こわい>という話があります。
以前、『ちりとてちん』でもこの話は流れましたが、
たまたま、読み聞かせの本の中に入ってました。
概要を言えば、仲間内で何が怖いかを話てる時、
皆はホントに怖いもの(虫だったりクモだったり)を
言っていたのですが、クマさん(だったと思います)は、<饅頭が怖い>と言い出しました。
皆は驚き、散々饅頭の話をしたせいで、クマさんは寝込んでしまいます。
すると、周りの男共はもっと怖がらせようとたくさんの饅頭を買い込み、枕元へ置き、
クマさんを起こします。
でも、怖い怖いと言いながら、饅頭をパクパク食べています。
その姿を見て仲間は騙されたことに気が付きます。
そして最後に、ここらで何が怖い?と聞くと、<熱いお茶が怖い>と言ったところで
オチとなります。
この話は子供たちもすごく気に入っていて、何度も読ませられてます。
で、今日、叔母が佐賀からいとこの家に出てきているので、
夕食を一緒に食べに行こうと思い、迎えに向かっていました。
で、息子に<何が食べたい?>と私が聞くと、<ケンタのチキンが怖い>と
返事が返ってきました。
私は噴出し、車中は大笑い。
普段読んでる話を咄嗟に出してきた息子の成長を感じながらも、
少しずつ、ボキャブラリーも出てきたことが嬉しくて・・・(笑)
もちろん、チキン買ってあげました!
