読み終わりました。


七瀬のような読心術が実際にあるとするなら。

怖い。でも、興味もある。

私なら、人間不信に陥るとは思うけど( ̄◇ ̄;)



この先、思いっきりネタバレです。

ご注意ください。








『七瀬ふたたび』は、前回の『家族八景』の後の話ですが、七瀬の感じがすごく変わった印象がありました。


年齢も上がったというのもあるのでしょうが、4歳の男の子<ノリオ>との出会いで、

守る人が出来たからというのもあるのかなと思いました。

半ば誘拐とも取れる状態でノリオを連れ出した七瀬と恒夫。

ノリオは、七瀬と同じ様に読心術を持ってる少年ですが、読心術の為に

精神年齢は高め。

恒夫は未来が見える超能力者。

偶然同じ電車に乗り合わせた3人。

がけ崩れを予知した3人は逃げ延びます。

でも恒夫とはここでお別れ。

七瀬と会うことはありませんでした。

(重要な絡みはありますが)



このノリオが七瀬が初めて会った超能力者ですが、その先の話には全て

超能力者が出てきます。

悪用する者も中にはいて、七瀬(軍団)VS○○という話の流れ。

色々な出会いを経て、ラストへ向かうのですが、結果を見ると、その出会いすら辛い・・・


自然が超能力者を生んだ。

でもまだ受け入れられるわけではなく、魔女狩りのように迫害を受け、超能力者は抹殺される。


時間を遡る能力や物を自在に動かす力があっても、叶わない程の迫害。


死に行く同胞の最後のメッセージを感じ取る七瀬。


どうしても映像化されながら読む私は結構辛いものがありました。



この話は1970年代に書かれたものなので、携帯電話というものの存在はありません。

同胞と連絡の取りようのないストーリーになってるわけですが、現代の話になると、

恒夫は死ななくてもよかったというか、七瀬から危険が迫ってることを忠告されただろうし、

油断することなく未来を読むことが出来たのではないかと思ってしまいました。



恒夫(ドラマでは恒介)を瞬くんが演じるということで、かなり贔屓目に読んでいったのですが、

出番的には少ないですよね。

ドラマでは、どんなストーリーになってるのでしょうか。

とても楽しみです。

マジックを練習してると言ってましたが、そんなシーン、原作には無いし。

妄想のシーンとかも。

10月放送が待ち遠しいな~・・・


さて、七瀬3部作のファイナル。

『エディプスの恋人』読むぞ!


はぁ~・・・

なんだか、感想になってないな・・・。

エディプス読んで、また改めて書き直そうっと・・・ドョ~━il||li(●′△`)il||li━ン