大原まゆさんが書かれた、乳がんがキーワードの本です。



映画化されるようで、今ロケ中ですね。



読んだ感想…というか、この本を読み始めて、無性に検診に行きたくて仕方がないです。

でも、今まで検診行くなら産婦人科へ行くものだと思ってたのですが、

<乳腺外科専門>の病院に行かないと意味がないということを初めて知りました。

こっちに越してきて、イマイチ病院のことが分からないので、早目に調べたいと

思ってます。





で、感想。

21歳という若さで乳がんに侵されてしまった<まゆさん>。

お母さんも35歳という若さで、末期の卵巣癌でした。



<35歳といえば、私も、もうすぐ到達する年齢。やっぱり、検診行かなきゃ・・・

下の子を産む前に行ったのが最後だから5年以上診てもらってないや…>



まゆさんが小学生の頃に母親が卵巣癌で入院、手術、抗がん剤治療と

色々な経過を目の当たりにしてきたせいか、病気に対する怖さや対処を

漠然と知ってたんじゃないかな~・・・と思いました。

でも、やはり、本人の苦悩はあって当たり前であって、眠れない日もたくさん

あったり、親に当たってみたり、悶々としてたところも、すごく伝わってきました。

それでも、まゆさんは、前向きに考え、行動し、友人、病気になってから知り合った多くの人たちの支えもあったことで、苦しいことも乗り越えてきたということを知りました。大切な人との悲しい別れもあったりでしたが、残してくれた<言霊>をしっかり胸に刻んで一生懸命生きてるんでしょうね。

今現在も治療は続いてるのでしょうが、映画にもスタッフとして参加されてたり、色々な活動をしてます。

そんなまゆさんに、エールを送りたいと思います。



読みながら、いつも<私だったら…>という自問がいつも頭にあって、

<こういう前向きな闘病生活が送れるだろうか・・・>と考えさせられました。



確かに、置かれてる状況は独身の21歳の女性とは違って、私には家族があります。

子供もまだまだ手がかかるはず。

守るべき物も沢山ある中での闘病は、不安に押しつぶされてしまうんじゃないかと

思ってしまいました。

性格的にもそうだし・・・

そうならない為にも、早めの検診ですね・・・



この本を読んで、<乳がん>というものの、怖さを知りました。

今まで、漠然としか分かってなかったですが、病状の度合いから始まり、

おっぱいを残すか、全部摘出するかの判断、手術の方法、摘出後の抗がん剤治療、

放射線治療、などなど、色々な事が分かった気がしました。

闘病記というだけでなく、もし発病したら、この本がどれだけ役に立つかしれない

、女性には1人1冊持っていて欲しい本だなと思いました。



私の叔母さん(血縁はないです)に乳がんで片方を全摘出した人がいました。

その叔母さんは、亡くなったのですが、1度、私が小学6年の頃、家に遊びに来たことが

ありました。

当時で60歳は超えてたと思うのですが、他の親戚には絶対見せなかったその傷跡を、私にだけ見せてくれたことが、ありました。

母に話すと、すごくビックリしてましたが、<叔母さんは何故私にだけ見せたのかな…>と、子供ながらに考えてました。

でも、答えは見つからないままでしたが、この本を読むと、忠告したかったのかな?と思えてきました。



子供だったから、闘病の経緯などは知りませんが、苦しかったんじゃないかな…と

思います。



日本では30人に1人の割合で乳がんになってるそうです。

しかも30から50歳の人に多い病気。そして死亡率も高い病気。



人事では済まされないんじゃないかという思いがドンドン強くなって来てます。

ここに遊びに来てくれてる方も、1度考えてくれたらな・・・と思います。



まゆさんのように、素晴らしいDrに巡り会えれば、いいのだけど・・・

北海道は遠すぎます。



こっちの病院探して、検診に行こうと心に決めた私でした。

(皆さんも行ってくださいね!)