【特別展「鑑真和上と戒律のあゆみ」を見て、仏教徒にとっての戒律の重みを知りました】

こんにちは。小説家、神永学ファンの @mikoshibayakumoです。

 

 

京都国立博物館で、特別展「鑑真和上と戒律のあゆみ」を見てきました。

 

(緊急事態宣言発令前の話です。ずいぶん前の話で恐縮です)

 

 

 

思いがけないことですが、この展覧会を鑑賞中に『浮雲心霊奇譚 白蛇の理』を思い出しました。

 

仏教徒にとっての「戒律」は、どれほどの重みを持つものなのか‥

 

そのことを知ると、『白蛇の理』の話が、より深く切なく胸の中によみがえってきたのです。

 

 

【戒律とは?お釈迦様が定めた規則や基準のこと】

・戒律と戒名

戒‥仏教徒が守るべき心がまえ。破っても罰則なし。
律‥出家した僧侶が守るべき決まり。破ると罰則あり。
 
「戒律」は、仏教の教えを学ぶための基本中の基本です。
 
この基本中の基本である「戒律」を授かり、一人前の仏教徒として認めてもらう儀式を「授戒」と言います。
 
「戒律」を守ることを誓って出家した人は「戒名」を授かります。
 
だから、戒名は本当は生きている間に授かるものなのです。
 

・宗玄‥『浮雲心霊奇譚-白蛇の理』に登場する謎の僧

『白蛇の理』は、廃寺で白蛇にとりつかれた八十八が浮雲と一緒に心霊現象を解決します。
 
廃寺の住職・宗玄は、いったいどういう人物なのか?
 
出家して、宗玄という名を授かったからには、「律」を守らねばならないのです。
 
『白蛇の理』では、具体的な宗派は書かれていません。
 
しかし、出家した僧侶にはとても重い決まりなのです。
 
たとえば、密教では「授戒」をしていなければ、仏の教えを授かることもできません。
 
はたして、宗玄は、「戒律」を重んじる徳の高い僧侶なのか?
 
それとも、「戒律」を軽んじる生臭坊主なのか?
 
ぜひ、『浮雲心霊奇譚 白蛇の理』を読んで下さい。
 

 

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