光と闇

幼い頃から、
神さまも仏様も、天使も、宇宙人も存在するって思ってました。
見えたり、感じたりすることはなかったけど、
それでも、絶対にいるんだって信じてました。

２０代の頃にお坊さんとの不思議な縁の出逢いで、
神さまはいるって確信した。
それは願いを何でも叶えてくれる存在ではなくて、
いつも見守ってくれる存在だと知った。

だけど、それから、
う～～～～んと時が流れて、一度だけ
神さまなんていない！って思った事がある。

神さまなんていない！
本当にいたら、こんなこと絶対に起こらない。

立ち上がれないほど、絶望感でいっぱいで、
出口のない暗闇の中を永遠と歩いている期間があった。

光も見えない毎日に、
どうして、こんなん事が起こったんだろう。
何故、私なんだろう。
私がいったい何をしたんだろう。

毎日、毎日、自分に聞いた。

きっと、知らないうちに誰かを傷つけてしまったバチが当たったんだ。
それと、前世で酷いことをした償いが、今、来てるんだ。
そうやって、自分を責めた。

誰も助けてくれない。
誰も守ってくれない。
孤独だった。
怖かった。辛かった。悲しかった。

『護られているよ』
友達が言ってくれた。

護られてる？いったい誰に？
護られてたら、こんな目に合う？

神さまなんていない。
いたら、護ってくれて、助けてくれるはず。

怒りがわいた。
友達に、神様に対して、怒りしかなかった。
絶望感でいっぱいだった。

そんな私が、永遠と続くと思っていた暗闇から
光の見える場所へ出られたのは、
どんな自分も受け止めることができたから。

神さまは、ちゃんといた。
護られていた。

心の中にもいたし、いつも側にいてくれてた。

手を差し伸べてくれていたのに、その手を握らなかった。
なんども危険を知らせてくれたのに、聞こえないふりをした。
気づくように見せてくれていたのに、見ようとしなかった。

それに気づいたのは、
自分の心の奥底にあるドロドロとしたものを見たんです。
目を逸らさず見たんです。

認めたくなかった、”ある”と思いたくなかったものを見て、
”ある”と認めた。

そりゃ～、勇気がいりましたよ。
怖かったし、ドキドキなんてもんじゃない。
怖くて、怖くて、どうしようもなくてバクバクでした。

そうすると、
ここまでしないと（起こった出来事）、
私は自分を大切にしないから起こったんだな～って納得できた。

よくよく思い出すと、この大きな出来事の前から
”気づきなさいよ”‟自分を大切にしなさいよ～”って、
お知らせが来てた。
それを、聞こえないふりして、見ないふりして、
自分を後回しにして、自分の気持ちを抑え込んで、無理してた。

だから、
もういい加減、目を覚まして自分を大切にしなさい。
自分を愛しなさい。自分を許しなさい。
と、神様が気づかせてくれたんだって・・

それを全部認めたら、どんどんいろんなことが進んで、
助けてくれる人が現れて、気づいたら光の世界に出てた。
私は愛されていると気づいた。

そもそも、暗闇の中にいなかったのかもしれない。
私がそのように見ていただけかもしれない。