コントロールしていませんか？

自分に厳しいので、他人にも厳しくしてしまいます。

先日のイベントでカードセッションを受けてくださった方が
言われた言葉です。

これって、私的には、気づきの段階に入っている人なんですよ。
だって、他人に厳しくする理由を知っているから。

そこにもう気づいているのだから、
そんな自分を認め、許し、自分に優しくしてあげる。

その繰り返しで、どんどん心が緩んでいくはず。

～しなけらばならない
～すべき
こうあるべき

自分は我慢してやってるのに
目の前の相手はそうしなくても許されている。
私は我慢してそれをしているのに、
褒めてもらえず、当たり前のように思われている。
なのに、それをしない（したくないと言う）相手は、
怒られもしないし、許されている。

心の中で叫ぶ！
私も～～しているのだから、あなたも～～しなさいよ！

他人を自分の思うようにコントロールしようとする。
だけど、コントロールできないんですよね。
だから、腹が立ったり、怒りが出てきたりするわけです。

でね。
実は、自分自身もコントロールしてるんですよ～。

本当はしたくないけど、
大人として・・
社会人として・・
親や先生、周りの人たちに言われてきたから・・

本心とは裏腹に
「～しないといけない」と自分をコントロールする。

だけど、ザワザワしたり、悶々としたり、
なんだか悲しみでいっぱいになったりする。

そして、呼吸でさえもコントロールしようとしている。

呼吸が浅いのはよくない
呼吸はゆっくり深くするとよい

何かの情報、誰かの言った言葉。
これは本当に正しい？

例えば、瞑想。
呼吸に意識を向けてください。と誘導された時、
自分の呼吸が浅いと感じると、
何とか深い呼吸をしようとしたことないですか？

ゆっくり呼吸しなきゃ！
深い呼吸をしないといけない。

気づかないうちに、呼吸でさえコントロールしようとしているのです。
だから、余計に苦しくなったり、リズムが合わなくなったり、
そればかり考えて集中できなくて、何故か落ち込む（笑）

呼吸に意識を向ける。

浅かろうが、深かろうが、
ゆっくりだろうが、早かろうが、関係ないんです。
それで良いんです。

客観的に自分を見る感じ。
あ～、こんな呼吸しているんだ～。

そうやって、ただ見ていると元に戻っていく。
コントロールしなかったら、元に戻っていく。

”する”のではなく、そう”なる”もの。

あなたの中で、
気づかないうちに自分をコントロールしていることがあれば
まずは、ただそれを見る。

ただ見ていると、元に戻っていくから。