これは神棚があるお家のことです。
ウチに来られるお客様の中に
お外の神様ばかりに手を合わせて
いらっしゃる方がいました。
お外の神様というのは
気に入ってる神社のことです。
ウチから神棚をお渡しする時は
伊勢神宮から金沢神社へ届けていただいて
金沢神社で神棚のお話を聞いて
ご自宅へと持っていただいています。
ある日
「神棚の中のお札がズレていて
何度直してもズレている」
そうお聞きしました。
毎日、お水も変えて手を合わせているのに
そうおっしゃっていました。
私は宮司さんから聞いた言葉をお伝えしました。
「神棚をお迎えして、お札を入れたら
もうそのお家のご家族です。
親に接するように、親友に接するように
毎日話しかけてくださいね
そのようにされていますか?」
「話しかけたりはしていないです。
逆にお聞きしますが、どうされていますか?」
私は普段していることをお伝えしました。
「私は出かける時は行ってきます
帰宅したら、ただいま戻りました
遊びに行く時は何処何処へ行ってきます
こんなことしたいとか
嬉しかったことや悔しかったこととか
話しかけていますよ
そうすると思わぬアイデアが降りてきたり
助けが入ったりします
その度に私はですけどね
『ウチの神様最高!』っていうんです」
お家の神様と共に生活している
お家の神様が一番自分をわかってくださっている
良い面も悪い面も。
お客様は
「もう少し、自分の家の神様のことに
目を向けてみようと思います」
お家の神様は何度も知っていらっしゃいます。
私が神棚をいただいてからもう20年になります。
最初の頃はできないこともあったり
宮司さんから改めてお話を伺ったりとしてきました。
ですが今は、自分の中で
一番納得のいくお参りを毎日していると思っています。