毎週行っている診療所の先生に
「先生、そろそろ身体のメンテしたほうがいいかな。
整体受けたほうがいいかな。」
先生は
「いま、どこか不都合なところでもあるの?」
私は
「ううん、先生の整体何度か受けてから調子いいよ。」
先生は
「だったら、いま整体受ける必要はないんじゃないかな。」
先生と出会ったのは昨年の11月。
友人に紹介していただいて2人目の整体の先生。
私は19歳の時の交通事故にあい
右足が麻痺していた時期があります。
長い長いリハビリ生活。
いままでできていたことができなくなる。
事故にあった当初は
トイレもお風呂も自分ではいけない生活。
自暴自棄になった日もあるし
身体が動くようになってから
友人と飲み歩いて親にもたくさん心配をかけました。
運動制限がされ
バランスをとるスポーツはできなくなり
恨み辛みの日々を過ごしてきました。
でも、どこかでもう一度
前のように動きたい、動かしたい。
そんな思いからリハビリを再開し
整体の先生に会い、身体を動かしてきました。
事故にあい、いままで動かしていない筋肉を
整体で動かすのは悲鳴が上がるし
何度も何度も痛みで泣いて
それでもあきらめずに続けてきました。
いつも整体に行けるわけではないのですが
それでも続けてきました。
いまの先生にあって最初に整体を受けた日
「大変だったね、この身体と付き合ってくるのは
前の整体の先生も素晴らしい先生だったと思うよ。
自分を褒めてあげないとね。」
私は
「自分を褒めるのですか?」
先生は
「当たり前でしょ!
誰よりも自分を自分であきらめなかったんだから
いまがあるんでしょ、褒めてあげなきゃ。
本当に頑張ってきたと思う。
これから先、もっとやりたいことをやろう。」
そう言われた時、涙が止まりませんでした。
私はあの日、事故にあって絶望を味わったかもしれないけど
自分をあきらめてこなかった。
自分をあきらめなければ、必ず道は開かれます。
どんな時でも。