ある日、いつも通り
おばあちゃんの家でご飯を食べて
学校へ戻ると、先生と鉢合わせをしました。
先生は住宅街から出てくる私を見ていたのでした。
その日のうちに母へ連絡が行き
学校から帰ると鬼の形相をした母が待っていました。
それからこっ酷く叱られ、
おばあちゃんのところへ連れて行かれ
母はおばあちゃんに
「どうして、家でご飯を食べさせるんですか?
学校で給食を食べて、学校で過ごさなきゃならないのに
こんな子ども見たことがないって先生に言われました。
規律を乱すなんて、あってはならないんですよ。」
おばあちゃんはしばらく黙っていましたが
「ほうか、ほんでも学校が面白くないんやろ。
給食も食べたくないんやろ。
そんなに怒らんでも
そこまで悪いことはしとらんと思うがね。」
その言葉を聞いて母は激怒して
おばあちゃんを怒鳴りつけていました。
母が立ち去ると、おばあちゃんは
「怒られてしもうたな。
まあいいわ、あんたはあんた。
しばらくはおとなしく学校におりまっし。」
そう言ってウインクをしました。
おばあちゃんはその行動も私の個性
そう思っていたようです。
おばあちゃんも宇宙人だったかもと思っています。
それから何年かして、宇宙人の行動は始まります。