小学3年生になった私は
『みんなと一緒に給食を食べたくない』
漠然とそう思っていました。
小学校からおばあちゃんの家までは
教室から5分程度。
ある日、おばあちゃんの家に行こう!
そう思い、給食の時間に学校を抜け出し
おばあちゃんの家に行きました。
おばあちゃんは
「こんな時間にどうしたんや。
ご飯食べたんか?」
私は
「ううん、ご飯は食べてないよ。」
おばあちゃんは
「ほな、お腹すいたやろ。
なんか持ってくるし、食べなさい。」
おばあちゃんが出してくれたものを食べ
おばあちゃんとおしゃべりをして
お掃除の時間が終わる頃に学校に帰りました。
おばあちゃんは学校から抜け出してきたことも不思議に思わず
「気をつけて行くんやよ。」
そう言って送り出してくれました。
そこから宇宙人の私の暴走が始まりました。