3日目になり、一日中
あのおばあちゃんのことが頭から離れなくなりました。
夜を迎えるころには、
『きょう、眠ったらどうなるんだろう?』
そんなことで頭がいっぱいになり
何をしても上の空の状態になっていました。
そしてとうとう眠気には勝てず
寝てしまいました。
するとまた、あの古民家にいるではないですか。
夢の中のはずなのですが
「わあ、もう何かが起こる、どうしよう、どうしよう。」
そうして、8畳の部屋を見ようとしたら
あのおばあちゃんが8畳の部屋の襖の前に立っていました。
だんだん距離が近くなっている
そして、おばあちゃんの顔がはっきりと見えました。
その瞬間に飛び起き、心臓がバクバクと鳴っていました。
朝起きてすぐに、友人に電話をしました。
おばあちゃんの夢を3日続けて見ていること。
その夢を見るときは、いつも古民家にいること。
友人は
「えっ、もしかしてウチのおばあちゃん!」
私は
「おばあちゃんって。」
友人は
「ここに住んでいたウチのおばあちゃん
数年前に亡くなったの。
いま、写真送るね。」
私が真剣に話をしているのに
なんともあっけらかんと話しをする彼女に
ちょっとムッとしました。
送ってもらった写真を見た時に
体が震えました、写真のおばあちゃんは
毎夜、夢に出てきたおばあちゃんだったからです。
最終話につづく